複数導入

複数導入は複数コンテキストとも呼ばれます。コンテキストとは、Web アプリケーションのドキュメント ルートにマッピングされた名前です。ArcGIS Spatial Data Server for Java は同じアプリケーション サーバに複数回導入できます。また、同じコンピュータの複数のアプリケーション サーバに導入することもできます。

各コンテキストの導入には、独自の services_repository が存在する必要があります。各導入において、javasds-app-config.properties ファイルの connectionURL プロパティには、別々の場所と services_repository が指定されている必要があります。

注意注意:

複数導入で同じ services_repository を共有することはできないため、各 war ファイルの導入前に javasds-app-config.properties ファイルを編集する必要があります。

同じアプリケーション サーバへの複数回導入

J2EE 環境では、1 つのサーバでの複数コンテキストの実行をサポートしています。これは、開発バージョンと運用バージョンの Spatial Data Server が存在する場合や、異なる Web アプリケーションに対して別々の Spatial Data Server をホストしている場合に役立ちます。

各アプリケーション サーバの実装は若干異なります。アプリケーション サーバによる複数コンテキストの実装方法を理解しておいてください。各導入の前に javasds-app-config.properties ファイルを編集し、異なるサービス リポジトリの場所を指定する必要があります。また、各導入は別々に認証する必要があります。

注意注意:

Apache Tomcat Web サーバを使用している場合に、複数の war ファイルのコピーを作成し、各コピーの javasds-app-config.properties ファイルを変更して異なるサービス リポジトリの場所を指定できるようにした場合、導入時の $CATALINA_HOME ディレクトリには war ファイルが 1 つだけ存在するようにしてください。そうしないと、Tomcat の起動時にすべての war ファイルが一度に導入されます。

同じコンピュータ上の複数のアプリケーション サーバへの導入

テストなどの目的で、同じサーバにさまざまな種類のアプリケーション サーバを配置したり、同じサーバに同じアプリケーション サーバのさまざまなバージョンを配置したりすることができます。これらの場合、arcgis.war ファイルのコピーを作成し、各サーバの javasds-app-config.properties ファイルを編集して、各アプリケーション サーバに導入します。各導入は認証する必要があります。

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9/15/2013