サービス リポジトリの作成先の定義

ArcGIS Spatial Data Server for Java はインストール時にサービス リポジトリ ディレクトリ（services_repository）を作成します。サービス リポジトリには Spatial Data Server 用のメタデータが格納されます。デフォルトでは、サービス リポジトリはユーザのホーム ディレクトリに作成され、読み取り/書き込みアクセスを保証しています。

services_repository は ArcGIS Spatial Data Server（arcgis.war ファイル）の導入時に作成されます。このため、services_repository の作成先を変更するには、ArcGIS Spatial Data Server を導入する前に javasds-app-config.properties ファイルを編集する必要があります。services_repository の場所を変更する最も一般的な理由は、同じサーバで複数のコンテキストをサポートするためです。この場合、各コンテキストは独自の services_repository を持つ必要があります。

手順:

1. javasds-app-config.properties ファイルのアクセス方法については、「javasds-app-config.properties の編集」をご参照ください。
2. ファイルを開いたら、javasds-app-config.properties の rep.connectionURL のコメントを外し、別のディレクトリを定義します。

   次の例では、ディレクトリの場所が mytest_sds に変更されています。

   ### Default location for services repository is in <USER_HOME>/.sds_arcgis/services_repository
   ### You can override the default location by modifying the connectionURL parameter
   ### User must have write access in the connectionURL location
   ### Example below starts at root dir, e.g. C:\ on Windows.   
   rep.connectionURL=jdbc:derby:/.mytest_sds/services_repository
   

   接続 URL の例については、Apache のマニュアル（http://db.apache.org/derby/docs/dev/devguide/rdevdvlp22102.html#rdevdvlp22102）をご参照ください。