カートグラフィ ツールボックスの新機能

バージョン 10.1 では、[カートグラフィ] ツールボックスにある [ジェネラライズ] ツールと [シンボル表現の競合解決] ツールの多くが、非常に大きなデータセットを処理できるように、分割に対応しました。分割は、処理のために入力データを動的に分割し、出力結果がシームレスになるようにします。分割は、[カートグラフィック パーティション] ジオプロセシング環境変数で指定したポリゴン フィーチャによって制御されます。

以下のツールで分割が使用できます。

パーティションを使用した大量のデータセットのジェネラライズの詳細

新規ツール

ツールセット

ツール

説明

ジェネラライズ ツールセット

道路の詳細の単純化(Collapse Road Detail)

たとえばトラフィック サークルなど、道路網の一般的な方向をわかりにくくする道路セグメントの、細かく開いた形状を簡単な描写に置き換えて単純化します。

カートグラフィック パーティションの作成(Create Cartographic Partitions)

各ポリゴンが、入力フィーチャの密度および分布によって決定された指定の数以下の入力フィーチャを取り囲む場合、入力フィーチャクラスをカバーするポリゴン フィーチャのメッシュを作成します。

建物ポリゴンの集約(Delineate Built-Up Areas)

小縮尺のマップで建物が密集している配置を定義することによって、市街地を表すポリゴンを作成します。

機能強化されたツール

ツール

強化内容

ポリゴンの集約(Aggregate Polygons)

  • 入力フィーチャを集約できないラインまたはポリゴンを識別するために、[バリア フィーチャ] と呼ばれる新しいパラメータが追加されました。
  • 生成される出力テーブルを [出力テーブル] というオプション パラメータとして公開して、名前と場所を明示的に指定できるようになりました。

関連トピック

9/14/2013