ArcGIS 10.1 の新機能 - メタデータ

規格に準拠したメタデータの作成

ArcGIS で提供されているアイテム説明スタイル以外のすべてのメタデータ スタイルは、特定のメタデータ規格またはメタデータ プロファイルに従う公式メタデータの作成をサポートするように設計されています。これらのメタデータ スタイルには、関連するメタデータ規格またはメタデータ プロファイルに準拠するメタデータの作成をガイドするための、完全なルールが含まれています。

ArcGIS メタデータ エディタのテーブルの内容を一目で見るだけで、すぐにどのページを使用して必要な情報を入力するべきかが確認できます。赤い X 印の付いたページごとに、そのページで発生している問題を説明するリストが、上部に表示されています。たとえば、メタデータ スタイルにメタデータ エレメントが必要であるのに、その内容に含まれていない場合などです。あるいは、エレメントに整数が必要であるのに、代わりにテキストや実数が入力されている場合です。

メタデータ エレメントが必要であるのに空である場合は、背景が赤色になります。

ページのすべての情報が、スタイルのメタデータ規格に対して正しく入力された場合、エディタのコンテンツ ウィンドウとページの上部の両方に緑色のチェック マークが表示されます。

連絡先情報の保存と読み込み

アイテムの完全なメタデータを編集できるメタデータ スタイルには、現在 [問合せ先担当者] のページが含まれており、頻繁に使用する問合せ先情報を保存できます。その後、問合せ先情報を入力するページで、以前に保存した問合わせ先情報を読み込むことができます。これによって、保存した問合せ先情報のコピーが、アイテムのメタデータに追加されます。

問合せ先情報のコピーを現在のアイテムのメタデータに読み込む

ISO 19139 形式へのメタデータのエクスポート

ArcGIS から ISO 19139 形式に変換する新しいトランスレータ ARCGIS2ISO19139.xml が提供されています。ISO 準拠のすべてのメタデータ スタイルは、このトランスレータを使用して ArcGIS メタデータを ISO 19139 XML 形式でエクスポートするように更新されました。このトランスレータを使用してアイテムのメタデータ コンテンツを正しくエクスポートするには、ESRI-ISO 形式の既存の 9.3.1 のメタデータを ArcGIS メタデータ形式にアップグレードする必要があります。

以前のリリースで提供されていたトランスレータ(ESRI_ISO2ISO19139.xml)は、現在の ArcGIS for Desktop のリリースでも引き続き提供されます。このトランスレータを引き続き使用して、ArcGIS または ESRI-ISO のメタデータを ISO 19139 XML 形式でエクスポートできます。ただし、このトランスレータには、解決できない既知の問題がいくつかあります。メタデータを ISO 19139 XML 形式でエクスポートする既存のジオプロセシング モデルまたは Python スクリプトは、新しいトランスレータを使用するように更新する必要があります。

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9/14/2013