00102: データ フレームに <値> ケーパビリティで必要なレイヤ タイプが含まれていません
データ フレームに、公開中のサービスのケーパビリティで必要なレイヤ タイプが含まれていません
たとえば、WCS 対応サービスでは、モザイク レイヤまたはラスタ レイヤのいずれかが、公開するデータ フレーム内に存在している必要があります。それらのレイヤをいずれも含んでいないデータ フレームを公開しようとすると、分析の際にこのエラーを受信します。説明には「データ フレームに WCS サービスで必要なレイヤ タイプが含まれていません」(ここで <値> はサービスのケーパビリティのサービス タイプ)と示されます。
解決策
- 必要なレイヤ タイプをマップに追加します。サービスのケーパビリティ別に必要とされるレイヤ タイプについては下記の表をご参照ください。
- あるいは、指定したケーパビリティを公開前に無効にすることができます。
追加情報
レイヤは、特定のテーマのデータなど、ArcMap 内の地理データを表します。マップ レイヤの例としては、河川、湖、テレイン、道路、行政区分、土地区画、建物のフットプリント、公共設備、オルソ画像などがあります。レイヤにはさまざまな種類があります。レイヤによっては、特定の種類のフィーチャを表すものもあれば、特定の種類のデータを表すものもあります。レイヤ タイプごとに、それぞれのコンテンツの表示やシンボル表示に使用するメカニズムは異なり、それらに実行する具体的な操作も異なります。
サービスのケーパビリティ | 必要なレイヤ タイプ |
---|---|
フィーチャ サービス これには、次のフィールドが含まれます。
| フィーチャ レイヤ 地理エンティティをポイント、ライン、ポリゴンとして表す一連のフィーチャ(ベクタ)データを参照するレイヤ。 フィーチャ サービスでは、サービスに含まれるすべてのレイヤおよびスタンドアロン テーブルが、単一接続を使用してエンタープライズ ジオデータベースを参照している必要があります。 フィーチャ レイヤのデータ ソースが、ファイル ジオデータベース、フィーチャクラス、シェープファイルなど、エンタープライズ ジオデータベース以外のものである場合は、そのデータを使用してしかフィーチャ サービスを公開することはできません(サーバで管理されたジオデータベースが ArcGIS Server に登録済みである場合)。この場合は、マップの公開時に、フィーチャ レイヤが現在参照しているデータが、登録したジオデータベースにコピーされます。サービスのレイヤは、元のデータ ソースではなくこのジオデータベースのデータを参照します。 ArcGIS Server へのジオデータベースの登録の詳細、フィーチャ サービスのオーサリングの詳細、および SDS(Spatial Data Server)用のフィーチャ サービスのオーサリングの詳細 |
WCS ケーパビリティを備えたマップ サービス | モザイク レイヤまたはラスタ データセット ラスタ データのソースには、(ジオデータベースまたはディスク上のファイルの)ラスタ データセット、モザイク データセット、またはラスタ データセットかモザイク データセットを参照するレイヤ ファイルを使用できます。ラスタ データセットまたはシンボルやラスタ関数などのリアルタイムの処理を定義するラスタ レイヤの共有は、イメージ サービスのコア機能なので、エクステンションは必要ありません。モザイク データセットまたはモザイク関数を含むラスタ レイヤの共有には、ArcGIS Server Image エクステンションが必要です。これはイメージ サービスにのみ影響するわけではありません。たとえば、モザイク データセットを含むマップ ドキュメントがある場合は、Image エクステンション が必要です。 WCS サービスの詳細 |
スケマティック ケーパビリティを備えたマップ サービス | スケマティック レイヤ スケマティック レイヤは、スケマティック ダイアグラム テンプレートに関連付けられたスケマティック フィーチャクラスに基づくフィーチャ レイヤで構成されたコンポジット レイヤです。各スケマティック レイヤは、次のいずれかを参照できます。
スケマティック サービスでは、公開中のデータ フレームに、サービスで使用する参照ソース スケマティック データセットが含まれている必要があります。 |
ネットワーク解析ケーパビリティを備えたマップ サービス | ネットワーク解析レイヤ ネットワーク解析レイヤには、ネットワーク解析の入力、プロパティ、および結果が格納されます。ここには、各種類の入力および結果のネットワーク解析クラスをもつインメモリ ワークスペースが格納されます。ネットワーク解析クラス内のフィーチャとレコードはネットワーク解析オブジェクトと呼ばれます。 ネットワーク解析サービスでは、公開中のデータ フレームに、サービスで使用するネットワーク解析レイヤが含まれている必要があります。 |