ワークフロー: 大きいデータセットの移行

このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。

複雑性: 中級 データ要件: 独自データの使用 目的: 大きなパーセル データセットをパーセル ファブリックに移行する方法を学習します。

大きいデータセットの移行: 選択したパーセル ポリゴン フィーチャおよびライン フィーチャの反復処理による移行

[トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み(Load a Topology to a Parcel Fabric)] ジオプロセシング ツールは、パフォーマンス集約的なので、読み込めるパーセルの数は、使用するコンピュータの構成およびメモリによって違います。パーセル データセットで作業する場合、データセットを読み込めるサイズに分割するか、もしくはポリゴンやラインごとに読み込むことが可能です。

[パーセル ファブリックへの反復的な読み込み] ジオプロセシング モデルを使用して、重なったポリゴン グリッドに基づいてトポロジをパーセル ファブリックに繰り返し読み込むことができます。

手順:
  1. [パーセル ファブリックへの反復的な読み込み] ジオプロセシング モデルをダウンロードします。
  2. まず、[フィッシュネットの作成(Create Fishnet)] ジオプロセシング ツールを使用して、ソース パーセルに重なるポリゴン グリッドを作成します。反復的な読み込みモデルは各グリッド セルをループ処理し、基になるパーセル データを選択して移行します。
  3. ArcMap を開き、パーセル ファブリックに移行するトポロジと関連フィーチャクラスを読み込みます。
  4. [System Toolboxes] [データ管理ツール] [フィーチャクラス] の順に選択して、[フィッシュネットの作成(Create Fishnet)] ジオプロセシング ツールを開きます。
  5. [フィッシュネットの作成] ダイアログ ボックスで、[出力フィーチャクラス] にポリゴン グリッドの名前とファイル パスを入力します。
  6. ArcMap に読み込んだトポロジを [テンプレート範囲] ドロップダウン リストから選択します。
  7. この手順では、フィッシュネット グリッドの範囲を指定しています。ラインまたはポリゴン フィーチャクラスを使用することもできます。
  8. [セルの幅][セルの高さ] の両方に「0」を入力します。
  9. [行数] および [列数] に、フィッシュネットの行数と列数を入力します。
  10. データセットが大きいほど、行数と列数も大きくします。各反復で、30,000 から 50,000 までのパーセルをインポートするようにフィッシュネットを設定します。各反復でインポートされるパーセルの数は、コンピュータの構成と利用可能なメモリに依存します。
  11. [ラベル ポイントの作成] をオフにします。
  12. [ジオメトリ タイプ] ドロップダウン リストで [POLYGON] を選択します。
  13. [OK] をクリックして、フィッシュネットを作成します。
  14. ポリゴン フィッシュネット
  15. ダウンロードした反復的な読み込みモデルの場所を参照し、[反復(Iterate)] ツールボックスをクリックして開きます。
  16. [FabricLoad_Iterate] ジオプロセシング モデルをダブルクリックして開きます。
  17. [FabricLoad_Iterate] ダイアログ ボックスで、作成したフィッシュネットを選択し、[Grid input] ドロップダウン リストから ArcMap に追加します。
  18. [フィールドでグループ化] は空白のままにします。[入力フィーチャ レイヤ] でソース パーセル ポリゴンを選択し、パーセル ファブリックを [ターゲット パーセル ファブリック] に指定します。
  19. 残りの [トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み(Load A Topology To A Parcel Fabric)] ジオプロセシング ツールのパラメータを設定し、[OK] をクリックしてデータを反復的に移行します。
  20. 注意注意:

    フィッシュネットの境界が重なっているポリゴンは、ポリゴンの重心が存在しているグリッド セルを使用して移行されます。

9/14/2013