トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み(Load a Topology to a Parcel Fabric) (パーセル ファブリック)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

トポロジに含まれるポリゴンおよびライン フィーチャを対象のパーセル ファブリックに読み込みます。トポロジは事前に定義された、以下のトポロジ ルールを守る必要があります。

使用法

構文

LoadTopologyToParcelFabric_fabric (target_parcel_fabric, in_topology_class, {in_point_class}, {linestring_minimum_segments}, {control_match_tolerance}, unjoined_group, {direction_units}, {direction_type}, compute_area, {area_units}, {radial_point_tolerance}, {accuracy_units})
パラメータ説明データ タイプ
target_parcel_fabric

データの移行先となるパーセル ファブリック。

Parcel Fabric Layer
in_topology_class

トポロジの一部となる入力フィーチャクラスまたはレイヤ。フィーチャクラスは、ラインまたはポリゴンになります。

Feature Layer
in_point_class
(オプション)

入力フィーチャクラスまたはレイヤ。ポイント フィーチャクラスはトポロジの一部である必要はありません。入力ポイント フィーチャクラスのユーザ定義属性のみ、パーセル ファブリックの対応するポイントに移行されます。

Feature Layer
linestring_minimum_segments
(オプション)

パーセル ファブリックでライン ストリングまたは自然境界と見なされ移行されない、ポリライン フィーチャに属するセグメントの最小数。デフォルトは 10 セグメントが最小です。

Long
control_match_tolerance
(オプション)

新しく移行されたファブリック ポイントがファブリックにある既存のコントロール ポイントにリンクされる際の許容値。許容値の長さの単位は、ファブリックの座標系の長さの単位と同じです。コントロールのマッチ許容値が指定されていない場合、デフォルトの 0.1 メートルが使用されます。

Linear unit
unjoined_group

フィーチャがどのように移行されるかを決定します。

  • UNJOINED_GROUPフィーチャは非結合、独立したパーセルとしてパーセル ファブリックに移行されます。
  • JOINED_GROUPフィーチャは結合されたパーセルとしてパーセル ファブリックに移行されます。
Boolean
direction_units
(オプション)

移行処理の中でラインフィーチャの COGO 方位属性が生成される際に使用される方向単位。

  • DEGREES_MINUTES_SECONDS1 度は、円の 1/360 です。度の小数部が分と秒で表されます。1 分は 1/60 度、1 秒は 1/60 分です。度、分、秒は文字列として格納され、適宜解釈されます。これがデフォルトです。
  • DECIMAL_DEGREES度、分、秒と似ていますが、度の小数部が十進法の値で表されます。0 ~ 360 の数字が有効です。
  • RADIANS角度の計測単位。完全な円は 2 πまたは約 6.28318 ラジアンで表されます。1 ラジアンは、約 57.296 度と同じです。0 ~ 62318 の数字が有効です。
  • GONSグラジアンと同様の角度計測単位で、直角を 100 の部分に分けます。1 ゴンは、円の 1/400 です。
  • GRADIANS直角を 100 の部分に分ける角度計測単位です。1 グラジアンは、円の 1/400 です。
String
direction_type
(オプション)

移行処理の中でラインフィーチャの COGO 方位属性が生成される際に使用される方向タイプ。

  • SOUTH_AZIMUTH方向は南から時計回りに計測されます。
  • NORTH_AZIMUTH方向は北から時計回りに計測されます。
  • POLAR方向は正の X 軸から反時計回りに計測されます。
  • QUADRANT_BEARING方向は北または南、次に東または西の参照方位角から計測されます。NE 方位角は北から時計方向に計測されます。SE 方位角は南から反時計方向に計測されます。SW 方位角は南から時計方向に計測されます。SE 方位角は北から反時計方向に計測されます。これがデフォルトです。
String
compute_area

フィーチャがどのように移行されるかを決定します。

  • COMPUTE_AREAパーセルの面積はポリゴンの形状または COGO 属性から計算されます。ファブリックのパーセル テーブル上のシステム属性 Stated Area には計算された値が設定されます。
  • NO_COMPUTEパーセルの面積はポリゴンの形状または COGO 属性からは計算されません。ファブリックのパーセル テーブル上のシステム属性 Stated Area は設定されません。
Boolean
area_units
(オプション)

[新しいパーセルの面積を計算] オプションがオンになっている場合、移行処理中にパーセルの面積を計算する際に使用される面積の単位を選びます。

  • SQUARE_METERS__HECTARE_OR_KILOMETERS値の大きさに応じて、平方メートル、ヘクタール、平方キロメートルが面積の単位として使用されます。たとえば、面積の値が 10,000 を超える場合、ヘクタールが面積の単位として使用されます。これがデフォルトです。
  • ACRES__ROODS_OR_PERCHES値の大きさに応じて、エーカー、ルード、パーチが面積の単位として使用されます。たとえば、面積の値が 160 を超える場合、エーカーが面積の単位として使用されます。
  • SQUARE_METERSSI(国際単位)に基づいた面積の単位。縦横 1 メートルの正方形の面積として定義されます。
  • ヘクタール10,000 平方メートルに相当する SI の面積単位。ha. という記号で表されます。
  • エーカー4046.87 m² または 44,560 平方フィートに相当する、アメリカ合衆国の慣習単位またはインペリアル単位。
  • SQUARE_RODS5.0292 メートルまたは 16.5 フィートに相当する、アメリカ合衆国の慣習単位またはインペリアル単位。ロッドはパーチと同等の長さで、160 ロッドは 1 エーカーに相当します。
  • ROODSアメリカ合衆国の慣習単位またはインペリアル面積単位。1 エーカーは 4 ルードに相当し、1 ルードは 40 パーチに相当します。
  • パーチ1 平方ロッドに相当する、アメリカ合衆国の慣習単位またはインペリアル単位。160 パーチは 1 エーカーに相当します。
  • SQUARE_FEETアメリカ合衆国の慣習単位またはインペリアル面積単位。縦横 1 フィートの正方形の面積として定義されます。1 フィートは 0.3048 メートルです。
  • SQUARE_US_FEETアメリカ合衆国で測量データを収集する際に使用される面積単位。1 測量フィートは 0.3048006 メートルです。
  • QUARTER_SECTIONSアメリカ合衆国の公有地測量システムで使用される面積単位。1 セクションは 1 平方マイルまたは 640 エーカーに相当する面積です。1 クォーター セクションは 4 分の 1 平方マイルおよび 160 エーカーに相当します。
  • SECTIONSアメリカ合衆国の公有地測量システムで使用される面積単位。1 セクションは 1 平方マイルまたは 640 エーカーに相当する面積です。
String
radial_point_tolerance
(オプション)

新しく計算されたカーブの中心点をファブリックにある既存のカーブの中心点と一致させる際の許容値。さらに、数個の計算されたカーブの中心点がこの許容値内に存在する場合、それらを平均して 1 つの中心点にマージします。半径の許容値が指定されていない場合、デフォルトの 0.5 メートルが使用されます。

Linear unit
accuracy_units
(オプション)

移行されるラインおよびポリゴンの正確度カテゴリ。正確度カテゴリはパーセル ファブリックの測量の日付によって定義されます。正確度カテゴリ 1 はデータの正確度が最高(最近の測量)を表し、正確度カテゴリ 6 はデータの正確度が最低(1800 年以前の測量)を表します。正確度カテゴリはファブリック アジャストに使用されます。

  • 1_HIGHEST最も最近に測量、記録されたデータ。データの正確度は最高です。
  • 2_AFTER_19801980 年以降に測量、記録されたデータ。
  • 3_1908_TO_19801908 年から 1980 年の間に測量、記録されたデータ。
  • 4_1881_TO_19071881 年から 1907 年の間に測量、記録されたデータ。
  • 5_BEFORE_18811881 年以前に測量、記録されたデータ。データの正確度は低くなります。
  • 6_18001800 年以前に測量、記録されたデータ。データの正確度は低くなります。これがデフォルトです。
  • 7_LOWESTデータの信用度が低く、データの正確度は不明です。ファブリック アジャストの結果に影響しないようデータは除外されます。
String

コードのサンプル

LoadATopologyToAParcelFabric(トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み)の例 1(Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトで、LoadATopologyToAParcelFabric(トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み)ツールをイミディエイト モードで使用する方法を示します。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/Parcel_Editor_Tutorial/Encinitas_City/Cadastral.gdb"
arcpy.LoadTopologyToParcelFabric_fabric("NewFabric", "Enc_polgon", "", "100", "0.5",
                                        "JOINED_GROUP", "DEGREES_MINUTES_SECONDS",
                                        "NORTH AZIMUTH", "COMPUTE_AREA", "HECTARES",
                                        "1", "3 - 1908 to 1980")
LoadATopologyToAParcelFabric(トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、LoadTopologyToParcelFabric(トポロジをパーセル ファブリックへ読み込み)ツールを使用して、選択されたパーセルのグループを反復処理してロードする方法を示します。

# Name: LoadTopologyToParcelFabric_Example2.py
# Description: Iterates through selections of parcels and imports each parcel selection
#              into a parcel fabric. Parcels are selected using overlying blocks in the
#              IterateBlocks feature class. Each polygon in IterateBlock is selected
#              by block number in the "BlockNumber" attribute field.


# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "c:/data/OaklandCounty.gdb/ParcelData"

# Set variables
# BlockNumber is an attribute on the ItearateBlocks feature class
x = 1
whereclause = '%s = %s' % ("BlockNumber",x)

# Make feature layers from feature classes
arcpy.MakeFeatureLayer_management("c:/data/OaklandCounty.gdb/ParcelData/IterateBlock","IterateBlock_lyr")
arcpy.MakeFeatureLayer_management("c:/data/OaklandCounty.gdb/ParcelData/TaxParcelPolygons",
                                  "TaxParcelPoly_lyr")

# Search feature class IterateBlock and obtain all features (block polygons)
rows = arcpy.SearchCursor("IterateBlock","","","","")

# Iterate and select each block. For each selected block, select underlying parcels
# and import selected parcels
row = rows.next()
while row <> None:
    arcpy.SelectLayerByAttribute_management("IterateBlock_lyr","NEW_SELECTION",whereclause)
    arcpy.SelectLayerByLocation_management("TaxParcelPoly_lyr","COMPLETELY_WITHIN","IterateBlock_lyr",
                                           "","NEW_SELECTION")
    arcpy.LoadTopologyToParcelFabric_fabric("CountyFabric","TaxParcelPoly_lyr","","100","","JOINED_GROUP",
                                            "DEGREES_MINUTES_SECONDS","NORTH_AZIMUTH","COMPUTE_AREA",
                                            "HECTARES","0.5","4_1881_TO_1907")
    x = x+1
    whereclause = '%s = %s' % ("BlockNumber",x)
    row = rows.next()

# Since we only imported parcels that were completely within the IterateBlock polygons, we
# now need to import the perimeter parcels that are crossed by the boundary of the IterateBlock polygons

# Clear existing selection on IterateBlock_lyr
arcpy.SelectLayerByAttribute_management("IterateBlock_lyr","CLEAR_SELECTION")
arcpy.SelectLayerByLocation_management("TaxParcelPoly_lyr","CROSSED_BY_THE_OUTLINE_OF","IterateBlock_lyr",
                                       "","NEW_SELECTION")
arcpy.LoadTopologyToParcelFabric_fabric("CountyFabric","TaxParcelPoly_lyr","","100","","JOINED_GROUP",
                                        "DEGREES_MINUTES_SECONDS","NORTH_AZIMUTH","COMPUTE_AREA",
                                        "HECTARES","0.5","4_1881_TO_1907")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ×
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013