デフォルトで提供されたドライブを異なるサイズのドライブに置き換える(Windows)
ArcGIS Server AMI(Amazon Machine Images)を使用して作成したすべてのサイトでは、各 EC2 インスタンスに EBS ボリュームがアタッチされます。デフォルトでは、このボリュームは 100 GB ですが、Cloud Builder でサイトを作成するときに構成可能です。ドライブ サイズを後で変更する場合は、そのドライブをデタッチしてから別のドライブに置き換えます。
インスタンスにログインし、次の手順に従って、アタッチ済みドライブを別のサイズのドライブに置き換えます。
手順:
- ArcGIS Server Windows サービスを停止します。
- Windows で、[スタート] → [管理ツール] → [サービス] の順にクリックします。
- [ArcGIS Server] サービスを右クリックして、[停止] をクリックします。
- ArcGIS Server と一緒に SQL Server Express ジオデータベースがインストールされている EC2 インスタンスを操作している場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、この手順を省略してください。
- ArcCatalog を起動します。
- カタログ ツリーで、[Database Servers] を展開し、次にデータベース サーバ インスタンスを展開します。
- [egdb] データベースを右クリックし、[管理] をポイントして [デタッチ] をクリックします。
- [geodata] データベースを右クリックし、[管理] をポイントして [デタッチ] をクリックします。
- ArcGIS Server と一緒に SQL Server Standard ジオデータベースがインストールされている EC2 インスタンスを操作している場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、この手順を省略してください。
- SQL Server Management Studio を起動します。
- オペレーティング システム認証を使用して、SQL Server インスタンスにログインします。
- [Databases] フォルダを展開します。
- [egdb] データベースを右クリックし、[Tasks] をポイントして [Detach] をクリックします。
- デフォルトのデタッチ オプションはそのままにして、[OK] をクリックします。
- 上記の 2 つの手順を繰り返して [geodata] データベースをデタッチします。
- SQL Server Management Studio の [Object Explorer] ウィンドウで、データベース インスタンス(一般的な名称は localhost)を右クリックして [Stop] をクリックします。
確認を求める画面が表示されたら、[Yes] をクリックします。
- SQL Server Management Studio を終了します。
-
100 GB ボリュームのすべてのコンテンツをルート システム(Linux)または C ドライブ(Windows)上のフォルダにコピーします。
たとえば、Windows では、新しいフォルダ C:\temp を作成してから、すべてのフォルダを D:\ から C:\temp にコピーできます。
ルート システムまたは C ドライブの大きさが十分でない場合は、ファイルを別の場所にコピーする必要があります。
- Windows で、[スタート] をクリックし、検索ボックスに「diskmgmt.msc」と入力します。次に、Enter キーを押します。
- D ドライブを右クリックし、[ボリュームの削除] をクリックして、確認を求められたら [はい] をクリックします。
- AWS Management Console にログインして [EC2] タブをクリックします。
- [Volumes] をクリックし、EC2 インスタンスにアタッチされた 100 GB ボリュームを見つけます。
- そのボリュームを右クリックし、[Detach Volume] をクリックします。確認を求める画面が表示されたら、[Yes, Detach] をクリックします。
この処理にはしばらく時間がかかります。ボリュームがデタッチされない場合、ボリュームを右クリックし、[Force Detach] を選択します。
- 希望のサイズの EBS ボリュームを新規作成してインスタンスにアタッチします。このプロセスについては、「Windows 上でのサイトへのディスク領域(EBS ボリューム)の追加」および「Ubuntu Linux 上でのサイトへのディスク領域(EBS ボリューム)の追加」で解説しています。
- 最初に使用されたのと同じパスを使って、ボリュームに含まれる元のすべてのコンテンツを新しいボリュームにコピーします。
たとえば、最初にコンテンツを D:\ から C:\temp にコピーした場合は、コンテンツを D:\ へと戻します。
- 新しいボリューム上のすべてのフォルダに対して ArcGIS Server アカウントの読み書き権限を許可します。
- AWS Management Console で、[Instances] をクリックし、インスタンスを右クリックして [Reboot] をクリックします。インスタンスが再起動するまで数分間待ちます。
- ArcGIS Server と一緒に SQL Server Express ジオデータベースがインストールされている EC2 インスタンスを操作している場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、この手順を省略してください。
- ArcCatalog で、[Database Servers] を展開し、必要に応じてデータベース サーバ インスタンスをダブルクリックして接続します。
- データベース サーバを右クリックして [アタッチ] をクリックします。
[ジオデータベースをアタッチ] ダイアログ ボックスが開きます。
- egdb データベースの場所を参照して選択します。この場所は、新規のボリュームを D ドライブとして構成している場合は一般的に D:\data\geodatabase\egdb.mdf になります。次に、[OK] をクリックします。
- 上記の 2 つのステップを繰り返して [geodata] データベースをアタッチします。このデータベースの *.mdf ファイルは一般的に D:\data\geodatabase\geodata.mdf にあります。
- ArcGIS Server と一緒に SQL Server Standard ジオデータベースがインストールされている EC2 インスタンスを操作している場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、この手順を省略してください。
- SQL Server Management Studio にログインし、[Database] フォルダを右クリックして [Attach] をクリックします。
- [Attach Databases] ダイアログ ボックスで [Add] をクリックします。
- egdb データベースの場所を参照して選択します。この場所は、新規のボリュームを D ドライブとして構成している場合は一般的に D:\data\geodatabase\egdb.mdf になります。次に、[OK] をクリックします。
- 上記の 2 つのステップを繰り返して [geodata] データベースを追加します。このデータベースの *.mdf ファイルは一般的に D:\data\geodatabase\geodata.mdf にあります。
- [OK] をクリックして、両方のデータベースをアタッチします。
- SQL Server Management Studio と Windows のリモート デスクトップ接続を終了します。
- AWS Management Console で、[Instances] をクリックし、インスタンスを右クリックして [Reboot] をクリックします。インスタンスが再起動するまで数分間待ちます。
- サンプル サービスをプレビューするか、新しいサービスを公開して、サイトが期待どおりに動作していることを確認します。
- AWS Management Consoleの [Volume] ページに戻ります。
- 元のボリューム(デタッチされたボリューム)を右クリックして [Delete Volume] をクリックします。
9/15/2013