窪地の抽出（Sink） (Spatial Analyst)

サマリ

すべてのシンクまたは内部排水のエリアを特定するラスタを作成します。

[窪地の抽出（Sink）] ツールの仕組みの詳細

使用法

• シンクとは、流向ラスタ内の 8 つの有効値のいずれにも割り当てることのできない流向を持つ、セルまたは空間的に接続された一連のセルです。これは、すべての近傍セルが処理セルより高い場合や、2 つのセルが互いに流れ込み、2 つのセル間でループを作成している場合に発生します。

• [窪地の抽出（Sink）] ツールの出力は整数ラスタで、各シンクには個別値が割り当てられます。シンクには、1 からシンクの数までの数値が割り当てられます。

構文

Sink (in_flow_direction_raster)

パラメータ	説明	データ タイプ
in_flow_direction_raster	各セルからの流れの方向を示す入力ラスタ。 流向ラスタは [流向ラスタの作成（Flow Direction）] ツールを使用して作成できます。	Raster Layer

戻り値

名前	説明	データ タイプ
out_raster	入力サーフェス上のすべてのシンク（内部排水のエリア）を示す出力ラスタ。	Raster

コードのサンプル

Sink（窪地の抽出）の例 1（Python ウィンドウ）

次の例では、入力流向 GRID ラスタのシンクを識別しています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outSink = Sink("flowdir")
outSink.save("C:/sapyexamples/output/outsink01")

Sink（窪地の抽出）の例 2（スタンドアロン スクリプト）

次の例では、入力流向 GRID ラスタのシンクを識別しています。

# Name: Sink_Ex_02.py
# Description: Creates a raster identifying all sinks or areas of internal drainage.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inFlowDirectionRaster = "flowdir"

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute FlowDirection
outSink = Sink(inFlowDirectionRaster)

# Save the output 
outSink.save("C:/sapyexamples/output/outsink02")

環境

セル サイズ, 現在のワークスペース, マスク, 出力データの座標系, 範囲, テンポラリ ワークスペース, スナップ対象ラスタ

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst

ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst

ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst