Z スコア レンダリング処理を含むホット スポット分析(Hot Spot Analysis with Rendering) (空間統計)
サマリ
ホットスポット分析のために Getis-Ord Gi* 統計を算出し、出力された Z スコアにコールド - ホット タイプのレンダリングを適用します。
ArcGIS の新機能でスクリプトからの出力とモデル ツールのデフォルトのレンダリングへの関連付けが可能になるため、このツールは ArcGIS 10.1 より後は廃止になります。
図
使用法
-
Gi* でレンダリングされるモデルは、[ホット スポット分析(Hot Spot Analysis(Getis-Ord Gi*))] ツールと [Z スコア レンダリング処理(ZScore Rendering)] ツールを組み合わせたものです。
ArcGIS 9.3 より、デフォルトのホット/コールド レンダリングが Z スコアのフィールドに適用されると、[ホット スポット分析(Hot Spot Analysis(Getis-Ord Gi*))] ツールの出力が自動的にコンテンツ ウィンドウに追加されるようになりました。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
Input_Feature_Class |
ホット スポット分析が実行されるフィーチャクラス。 | Feature Layer |
Input_Field |
評価する数値フィールド(被害者の数、仕事の数、インシデントの重要度など)。 | Field |
Output_Layer_File |
コールド → ホット レンダリング情報を格納するためのレイヤ ファイル。ファイル名の一部として、*.lyr 拡張子を含める必要があります。 | Layer File |
Output_Feature_Class |
結果のフィールドを取得するための出力フィーチャクラス。 | Feature Class |
Distance_Band_or_Threshold_Distance (オプション) |
距離カットオフ値を指定します。[距離バンドまたは距離の閾値] で指定されている値の外にあるフィーチャは、ホット スポット分析では無視されます。このパラメータに入力する値は、[入力フィーチャクラス] の座標系の単位である必要があります。ただし例外があります。[出力フィーチャクラス] の環境変数が設定されている場合、このパラメータに入力する値は、その環境で設定されている座標系の単位である必要があります。このフィールドが空白であると、デフォルトの距離値が計算され、適用されます。 | Double |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウのスクリプトは、[Z スコア レンダリング処理を含むホット スポット分析(Hot Spot Analysis with Rendering)] ツールを使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.HotSpotsRendered_stats("911Count.shp", "ICOUNT", "911HotSpots_Rendered.lyr", "911HotSpots.shp")
次のスタンドアロン Python スクリプトは、[Z スコア レンダリング処理を含むホット スポット分析(Hot Spot Analysis with Rendering)] ツールを使用する方法を示しています。
# Analyze the spatial distribution of 911 calls in a metropolitan area
# using the Hot-Spot Analysis with Rendering Tool (Local Gi*)
# Import system modules
import arcpy
# Set geoprocessor object property to overwrite existing output, by default
arcpy.gp.overwriteOutput = True
# Local variables...
workspace = "C:/Data"
try:
# Set the current workspace (to avoid having to specify the full path to the feature classes each time)
arcpy.env.workspace = workspace
# Copy the input feature class and integrate the points to snap
# together at 500 feet
# Process: Copy Features and Integrate
cf = arcpy.CopyFeatures_management("911Calls.shp", "911Copied.shp",
"#", 0, 0, 0)
integrate = arcpy.Integrate_management("911Copied.shp #", "500 Feet")
# Use Collect Events to count the number of calls at each location
# Process: Collect Events
ce = arcpy.CollectEvents_stats("911Copied.shp", "911Count.shp", "Count", "#")
# Hot Spot Analysis of 911 Calls
# Process: Hot Spot Analysis (Getis-Ord Gi*)
hs = arcpy.HotSpotsRendered_stats("911Count.shp", "ICOUNT", "911HotSpots_rendered.lyr","911HotSpots.shp")
except:
# If an error occurred when running the tool, print out the error message.
print arcpy.GetMessages()
環境
- 出力データの座標系
フィーチャ ジオメトリが分析の前に [出力データの座標系] に投影されます。したがって、[距離バンドまたは距離の閾値] パラメータに入力された値は、[出力データの座標系] で指定されている値と一致する必要があります。すべての数学的演算は、出力座標系の空間参照に基づいて実行されます。