スケマティック ダイアグラム テンプレートとは
スケマティック ダイアグラム テンプレートには、生成される 1 つまたは複数のスケマティック ダイアグラムの内容と表示を定義するデータベースと構成プロパティが格納されます。また、スケマティック ダイアグラムを構成するフィーチャ レイヤの表現を定義するプロパティも格納されるので、ネットワークの特定のスケマティック ダイアグラムの表示プロパティのテンプレートとして機能します。スケマティック ダイアグラム テンプレートを使用すると、予想されるタイプの一連のスケマティック フィーチャを含む特定のタイプのスケマティック ダイアグラムを生成できます。電気ネットワークの例では通常、電源およびスイッチのスケマティックのスケマティック ダイアグラム テンプレートや、デバイスの内部ダイアグラム(プラント内部)のスケマティックのスケマティック ダイアグラム テンプレートを定義することができます。
スケマティック ダイアグラム テンプレートは 1 つのスケマティック データセットに割り当てられますが、同じスケマティック データセットに複数のスケマティック ダイアグラム テンプレートを定義できます。
スケマティック データセット エディタを使用すると、スケマティック ダイアグラム テンプレートの作成と定義を行うことができます。
Schematics コンポーネント(esriSchematic.olb)を使用してスケマティック ダイアグラム テンプレートの作成を開発し、パラメータを定義することもできます。
スケマティック ダイアグラム テンプレートの定義は、そのスケマティック ビルダと、関連付けられているスケマティック フィーチャクラスによって決まります。関連付けられているスケマティック フィーチャクラスは通常、指定されたスケマティック ビルダによってすべて管理されますが、これらのスケマティック フィーチャクラスの一部を構成して、スケマティック ビルダによって構築されるスケマティック フィーチャと、どのタイプのデータベースでも機能するカスタム クエリから取得されるスケマティック フィーチャとを組み合わせた混合ダイアグラムを生成することもできます。
スケマティック ルールをスケマティック ダイアグラム テンプレートで指定すると、実装されるスケマティック ダイアグラムの内容を自動化することができます。
特定のスケマティック レイアウト アルゴリズムをスケマティック ダイアグラム テンプレートで指定すると、ダイアグラムの生成時および更新時に自動的に実行されます。更新されたダイアグラムに保存された編集がない場合、更新時にこのデフォルトのスケマティック レイアウト アルゴリズムが適用されます。
スケマティック ダイアグラム テンプレートに基づくスケマティック ダイアグラムに適用できる/適用できないスケマティック アルゴリズム レイアウトをスケマティック ダイアグラム テンプレートで指定することもできます。
スケマティック ダイアグラム テンプレートにフラグを設定して、開いたときにそのすべてのダイアグラムが自動的にメモリに読み込まれるようにすることもできます。