新規 GML アプリケーション スキーマの追加

コミュニティ固有の GML アプリケーション スキーマは、地域組織によって作成される GML の専用エクステンションです。これは、共通の関心を持つコミュニティ内で、データの相互運用性をサポートするために使用されます。これを利用することで、ユーザは、ポイント、ライン、ポリゴンといったフィーチャを道路、高速道路、橋などのわかりやすい名前で参照できるようになります。特定の GML アプリケーション スキーマがサポートされていない場合は、カスタム形式を作成して ArcGIS に追加することができます。

カスタム形式を作成するには、Data Interoperability エクステンションをインストールしてからライセンスを購入し、デスクトップ アプリケーションでエクステンションを有効化する必要があります。エクステンションを有効化したら、標準の GML リーダーとコミュニティ固有のスキーマ内にすでに存在するシステム上のデータセットを使用して、予備の変換を作成できます。作成したら、FME Workbench を使用して、特定のスキーマ要件に合わせて変換を修正します。

カスタム GML 形式を ArcGIS に追加する手順は次のとおりです。カスタム形式は、外部の *.fds ファイルとして保存され、FME Reader Gallery に追加されます。追加した後にギャラリーを使用すると、このカスタム形式が選択オプションに表示されます。

手順

1. カタログ ウィンドウで、[Interoperability Connections] フォルダを展開します。
2. [Add Interoperability Connection] をダブルクリック
3. [Format] の参照ボタンをクリックして、FME Reader Gallery を開きます。
4. [New] をクリックして、カスタム形式の作成ウィザードを開きます。
5. [Next] をクリックします。
6. [参照] のボタンをクリックして、ソース形式に [GML（Geography Markup Language）] を選択します。
7. [Next] をクリックします。
8. [参照] のボタンをクリックして、新しい GML スキーマにすでに存在するシステム上のデータセットを選択します。
9. [Next] をクリックします。
10. カスタム形式を使用するときに指定するパラメータのチェックボックスをオンにします。
11. [Next] をクリックします。
12. カスタム GML 形式の名前と説明を入力します。
13. [Next] をクリックします。
14. FME Workbench で（*.fds）ワークスペースが開き、入力した情報のモデルが表示されます。GML データ ソースの変換と使用に必要な変換処理を実行するように、ワークスペースを変更します。
15. FME Workbench のメイン メニューで、[FileSave] → をクリックし、*.fds ワークスペースをカスタム形式として保存します。