モザイク データセットの分析(Analyze Mosaic Dataset) (データの管理)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

モザイク データセットを調査して、既知のエラーおよびその他の問題の解決策を決定したり、最適化の方法を検出します。モザイク データセットを ArcMap で開いているときに、エラー、警告、およびメッセージを調査できます。

使用法

構文

AnalyzeMosaicDataset_management (in_mosaic_dataset, {where_clause}, {checker_keywords})
パラメータ説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

分析対象のモザイク データセット。

Mosaic Layer
where_clause
(オプション)

クエリを定義して、分析をモザイク データセット内の特定のラスタに制限することができます。

SQL を使用してクエリを定義するか、[検索条件設定] を使用してクエリを作成することができます。

SQL Expression
checker_keywords
[checker_keywords,...]
(オプション)

モザイク データセットのどの部分を既知の問題に関する分析対象とするかを選択します。

  • FOOTPRINTこのチェッカーは、選択されている各モザイク データセット アイテムのフットプリント ジオメトリを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • FUNCTIONこのチェッカーは、選択されている各モザイク データセット アイテムに関連付けられているラスタのラスタ関数スタックを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • RASTERこのチェッカーは、選択されている各行内の実際のラスタ データセットを分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • PATHSこのチェッカーは、壊れたパスがないかどうか分析します。このチェックボックスは、デフォルトでオンに設定されています。
  • SOURCE_VALIDITYこのチェッカーは、選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているソース データについて、潜在的問題を分析します。これは、同期ワークフロー中に発生する可能性のある問題を検出するのに役立ちます。
  • STALEこのチェッカーは、各モザイク データセット アイテムが古くなっていないかどうか分析します。モザイク データセットの分析後、エラーを右クリックし、ショートカット メニューで [関連アイテムの選択] を選択することにより、古くなったアイテムを選択することができます。
  • PYRAMIDSこのチェッカーは、選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているラスタ ピラミッドを分析します。ピラミッドは、切断された補助ファイルがないかどうかテストされます。補助ファイルは、ラスタ プロキシ ロケーションに格納されている場合、切断されている可能性があります。
  • STATISTICSこのチェッカーは、選択されているモザイク データセット内の各モザイク データセット アイテムに関連付けられているラスタの統計とヒストグラムを分析します。切断された補助ファイルがラスタ プロキシ ロケーションに格納されている場合、それらのファイルについて統計がテストされます。このチェッカーは、Gram-Schmidt パンシャープン手法が有効な場合、ラスタに関連付けられている共分散行列も分析します。最後に、このチェッカーは、モザイク データセットのピクセル深度に対して、モザイク データセット アイテムの放射ピクセル深度を分析します。
  • PERFORMANCEこのチェッカーは、モザイク データセット全体と、選択されている各アイテムについて、パフォーマンス関連の問題がないか分析します。パフォーマンス関連の問題とは、送信中に圧縮が行われないことや、多くのラスタ関数が関連するアイテムに対するアイテム キャッシュの推奨などです。このチェッカーは、デフォルトでオフに設定されています。
  • INFORMATIONこのチェッカーは、モザイク データセットとそのアイテムを分析し、その分析についての情報ログを生成します。
String

コードのサンプル

AnalyzeMosaicDataset(モザイク データセットの分析)の例 1(Python ウィンドウ)

以下は、AnalyzeMosaicDataset(モザイク データセットの分析)ツールを実行する Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.AnalyzeMosaicDataset_management(
     "\\cpu\data\analyze.gdb\mosaicds", "SensorName = 'Landsat-7-ETM+'",
     "FOOTPRINT;FUNCTION;RASTER;PATHS;PYRAMIDS")
AnalyzeMosaicDataset(モザイク データセットの分析)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

以下は、AnalyzeMosaicDataset(モザイク データセットの分析)ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

#Analyze Mosaic Dataset with query definition
#Analyze all components of mosaic dataset

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"


mdname = "analyzemd.gdb/mosaicds"
query = "SensorName = 'Landsat-7-ETM+'"
checks = "FOOTPRINT;FUNCTION;RASTER;PATHS;STALE;PYRAMIDS;PERFORMANCE"

arcpy.AnalyzeMosaicDataset_management(mdname, query, checks)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ×
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013