モザイク データセットの NoData の定義(Define Mosaic Dataset NoData) (データの管理)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

モザイク データセットに対して 1 つ以上の NoData 値を指定できます。

使用法

構文

DefineMosaicDatasetNoData_management (in_mosaic_dataset, num_bands, {bands_for_nodata_value}, {bands_for_valid_data_range}, {where_clause}, {Composite_nodata_value})
パラメータ説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

モザイク データセットのパスおよび名前。

Mosaic Layer
num_bands

モザイク データセット内のバンド数を定義します。

この値は、追加されるモザイク データセットに応じて自動的に設定されますが、無効にすることができます。

Long
bands_for_nodata_value
[band {NoData value},...]
(オプション)

各バンドまたはすべてのバンドに対して値を定義します。各バンドに一意な NoData 値を定義するか、すべてのバンドに対して同じ値を指定できます。各バンド選択に対して複数の NoData 値を定義する場合は、[bands_for_nodata_value] パラメータ内で各 NoData 値をスペースで区切ります。

このツールによって挿入される Mask(マスク)関数は、関数チェーン内で Composite Bands(コンポジット バンド)関数の前に挿入されます。したがって、モザイク データセット内の各ラスタの関数チェーンに Composite Bands(コンポジット バンド)関数が含まれているか、各ラスタの関数チェーンに Composite Bands(コンポジット バンド)関数を追加するラスタ タイプのラスタ データが追加されている場合、指定した値がすべてのバンドに適用されます。

Value Table
bands_for_valid_data_range
[band {minimum value} {maximum value},...]
(オプション)

有効なデータのバンド数と最小および最大ピクセル値。NoData 値は、この範囲外の値ということになります。たとえば、8 ビットの画像の場合に band1=10 ~ 200 と指定すると、0 ~ 9 の値と 201 ~ 255 の値が NoData と定義されます。

このツールによって挿入される Mask(マスク)関数は、関数チェーン内で Composite Bands(コンポジット バンド)関数の前に挿入されます。したがって、モザイク データセット内の各ラスタの関数チェーンに Composite Bands(コンポジット バンド)関数が含まれているか、各ラスタの関数チェーンに Composite Bands(コンポジット バンド)関数を追加するラスタ タイプのラスタ データが追加されている場合、指定した値がすべてのバンドに適用されます。

Value Table
where_clause
(オプション)

SQL を使用してクエリを定義するか、[検索条件設定] を使用してクエリを作成できます。

SQL Expression
Composite_nodata_value
(オプション)

ピクセルに NoData のタグを付ける際に、すべてのバンドが NoData である必要があるかどうかを選択します。

  • NO_COMPOSITE_NODATAいずれかのバンドに NoData のピクセルがある場合、ピクセルは NoData として分類されます。これがデフォルトです。
  • COMPOSITE_NODATAピクセルを NoData として分類するには、すべてのバンドに NoData のピクセルが必要です。
Boolean

コードのサンプル

DefineMosaicDatasetNoData(モザイク データセットの NoData の定義)の例 1(Python ウィンドウ)

DefineMosaicDatasetNoData(モザイク データセットの NoData の定義)の Python サンプルを次に示します。

import arcpy
arcpy.DefineMosaicDatasetNodata_management(
     "c:/workspace/Nodata.gdb/md", "3",  "ALL_BANDS '0 9'", "#", 
     "OBJECTID=2",  "COMPOSITE_NODATA")
DefineMosaicDatasetNoData(モザイク データセットの NoData の定義)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

DefineMosaicDatasetNoData(モザイク データセットの NoData の定義)の Python スクリプトのサンプルを次に示します。

#Specify multiple Nodata values for all bands in one Catalog item

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"

mdname = "Nodata.gdb/md"
noofbands = "3"
nodataval = "ALL_BANDS '0 9'"
nodatarange = "#"
query = "OBJECTID=2"
mode = "#"

arcpy.DefineMosaicDatasetNoData_management(mdname, noofbands, nodataval, 
                                           nodatarange, query, mode)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ×
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013