ArcGIS 10.1 SP1 for Server のインストール

ArcGIS 10.1 Service Pack 1(SP1)for Server は、セットアップ プログラムとして提供され、Setup.exe というユーティリティから実行されます。SP1 セットアップを使用して次の操作が可能です。

または

注意注意:

SP1 にアップグレードすると、すべての ArcGIS Server サービスは再起動されます。アップグレード中は ArcGIS Server サイトをオフラインにすることを検討してください。

  1. ArcGIS for Server セットアップ プログラムをダウンロードすると、ダウンロード終了後にプログラムが自動的に起動します。ArcGIS for Server セットアップ プログラムが自動的に起動しなかった場合は、セットアップ ファイルのダウンロード先を参照し、Setup.exe をダブルクリックします。

    注意注意:

    [アップグレード パッチが見つかりません。このパッチがない場合、ArcGIS 10.1 for Server を直接 ArcGIS SP1 にアップグレードできません。詳細は、インストール ガイドをご参照ください。] というエラーが表示された場合、setup.exe ではなく setup.msi が起動されています。setup.exe を使用して ArcGIS 10.1 for Server を SP1 にアップグレードすることをお勧めします。組織の制限によって setup.exe を使用できない場合は、「setup.msi を使用して ArcGIS 10.1 SP1 for Server をサイレントにインストール」をご参照ください。

  2. インストール中に、ライセンス合意書の内容に合意します。合意しない場合は、終了してください。

  3. ArcGIS for Server セットアップ プログラムには、インストールされる機能が表示されます。

    インストールする機能の選択

    注意注意:

    [機能の選択] ダイアログ ボックスの次に以下のダイアログ ボックスが表示された場合は、コンピュータに Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1(SP1)がインストールされていないことを意味します。.NET Extension Support 機能には、.NET Framework 3.5 SP1 が必要です。サーバ オブジェクト エクステンション(SOE)の開発および使用には、.NET Extension Support 機能が必要です。SOE の開発または使用を意図している場合は、ダイアログ ボックスの指示に従って .NET Extension Support 機能をインストールしてください。Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 のインストールについては、「システム要件」をご参照ください。

  4. 既存の 10.1 サイトが使用する ArcGIS Server アカウントは、ArcGIS Server アカウント入力ボックスに事前入力されています。ArcGIS 10.1 for Server サイトで使用される ArcGIS Server アカウント のパスワードを入力します。通常、これは 10.1 のインストール時に定義したパスワードです。10.1 をインストールした後に、(たとえば ArcGIS Server アカウントの構成ユーティリティを使用して)パスワードを変更した場合、アカウントを変更したときに指定したパスワードを入力する必要があります。

    パスワードが正常に確認されない場合、パスワードが無効であることを示すエラー メッセージが表示されます。事前入力された ArcGIS Server アカウントのパスワードがわからない場合は、システム管理者に連絡するか、ArcGIS Server アカウントの構成ユーティリティを使用してパスワードをリセットします。詳細については、「ArcGIS Server アカウント」をご参照ください。

    2 つめのオプション [このセットアップを以前実行した時に生成されたアカウント情報の構成ファイルを指定します。] を選択した場合、サーバ構成ファイルの認証情報は、既存の ArcGIS Server サイトで使用される認証情報と同じである必要があります。

    事前入力された ArcGIS Server アカウントのダイアログ ボックス

  5. [アカウント名とパスワードを指定します] を選択して、ArcGIS Server アカウント情報を手動で入力した場合は、次のダイアログ ボックスに、サーバ構成ファイルの出力を選択できるオプションが表示されます。構成ファイルを出力しない場合は、[次へ] をクリックして、デフォルトの [構成ファイルを出力しない] オプションを受け入れます。今後のインストールのためにサーバ構成ファイルをエクスポートする場合は、[構成ファイルを出力する] オプションを選択します。セキュリティで保護されたフォルダを参照して、構成ファイルの名前を入力します。

    注意注意:

    サーバ構成ファイルの出力を検討した方がよい場合がいくつかあります。

    • 複数のコンピュータにインストールする際に、同じ ArcGIS Server アカウントを作成する場合。
    • 新しいバージョンにアップグレードする際に使用できるようアカウントを保存する場合。
    • ユーザ名およびパスワードが暗号化された状態でサイレント インストールを実行する場合。

    注意注意:

    サーバ構成ファイルをネットワーク共有に出力する場合、ArcGIS for Server がインストールされているコンピュータ上のローカル システム アカウントは、そのネットワーク共有への書き込み権限を持っている必要があります。たとえば、Quick というコンピュータに ArcGIS for Server をインストールしている場合、Quick のローカル システム アカウントは、ネットワーク共有への書き込み権限を持っている必要があります。権限が設定されていない場合、サーバ構成ファイルは正常に出力されません。ネットワーク共有に対する権限の設定方法がわからない場合は、システム管理者に連絡するか、サーバ構成ファイルをローカルに出力してから、それをネットワーク共有にコピーします。

  6. 画面上の指示に従って、インストールを完了します。

インストールが完了すると、ArcGIS Server Manager は自動的に起動します。ArcGIS Server を再認証したり、ArcGIS Server Manager を構成する必要はありません。

ArcGIS Web Adaptor を構成してサイトと連携させるには、Web Adaptor を SP1 にアップグレードする必要があります。詳細については、「ArcGIS Web Adaptor(IIS)Service Pack 1(SP1)のインストール」や「ArcGIS Web Adaptor(Java Platform)Service Pack 1(SP1)のインストール」をご参照ください。

9/15/2013