画像は GIS の基本です。画像をベース レイヤとしてまたは解析用に使用することは、効果的な主題マップを作成する上で重要です。画像を使用する上で重要なのは、ニーズに合った適切なデータを見つけることです。手始めに World Elevation サービスを試してみるのがよいでしょう。
World Elevation サービス
World Elevation サービスは、表示や解析の目的で使用できる複数解像度、複数ソースの標高データのコレクションです。Esri は、この世界規模の標高画像のコレクションにオンラインでアクセスする手段を提供しており、その画像をデスクトップや Web アプリケーションで使うことができます。
- 視覚化または解析
- 情報レイヤ (陰影起伏、傾斜方向など) として使用
- 画像のオルソ幾何補正で使用
- 解析モデルやその他のジオプロセシング タスクのデータ ソース
- 特定の地域のデータを取得
World Elevation サービスは、ArcGIS Online にある一群の画像サービスです。これらは解析用の画像サービス (実効性重視) としても、視覚化のための画像サービス (見た目重視の画像) としても定評があります。このデータを利用するにはさまざまな方法があり、ArcGIS はこれらのサービスをホスト先からオンラインで簡単に取り込めるようにしています。
モザイク データセット
もし World Elevation サービスの舞台裏を覗くことができたなら、さまざまなデータ ソースとデータ形式によって作られたモザイク データセットの存在に気付くことでしょう。自分独自の画像を使おうと考えている場合は、保有しているコレクションの管理、表示、および公開のためにモザイク データセットを利用することをお勧めします。これを利用すると、形式や解像度の異なるさまざまなラスタ ファイルを扱いつつ、それらのファイルをディスク上に元の形式のまま保持することができます。また、モザイク データセットには多くの表示オプションや処理オプションも用意されています。自分独自の画像を扱う際にモザイク データセットをどのように使うかはヘルプ ライブラリをご参照ください。