モバイル デバイスでの GPS 位置情報の記録
フィールド デバイスでの GPS 位置情報の記録方法
フィールド作業員が移動した位置についての GPS(全地球測位システム)ログを保存するには、フィールド アプリケーションが使用する GpsConnection.xml ファイルを構成します。GPS のログ ファイルを保存するための、Windows Mobile デバイスまたは Windows デバイスでの場所とファイル名を指定できます。次の手順に従います。
手順:
- デスクトップ コンピュータを使用している場合、GpsConnection という名前のテキスト ドキュメントを作成し、そのドキュメントに次のテキストをコピーします。
<GpsConnection assemblyQualifiedName="ESRI.ArcGIS.Mobile.Gps.SerialPortGpsConnection, ESRI.ArcGIS.Mobile"> <SerialPortGpsConnection> <BaudRate>BaudRate4800</BaudRate> <PortName>AUTO</PortName> <LoggingFile>YourFolderPath\YourFileName.txt</LoggingFile> </SerialPortGpsConnection> </GpsConnection>
- BaudRate4800 と Auto を、使用するデバイスの実際のボーレートと COM ポートにそれぞれ変更します。
- LoggingFile タグでは、YourFolderPath を指定するログ ファイルの場所に変更し、「YourFileName.txt」 をログ ファイル名に変更します。
- ファイルを保存して、ファイル名を 「GpsConnection.xml」に変更します。
- 以下の手順に従って Windows Mobile デバイスで ArcGIS アプリケーションを使用し、GPS 位置情報を記録します。
- デバイスを、Active Sync(Windows XP)または Windows Mobile Device Center(Windows Vista または Windows 7)を介してコンピュータに接続します。
- GpsConnection.xml ファイルを、デバイス フォルダ(\Program Files\ArcGIS Mobile\3.0)にコピーします。
同じフォルダに GpsConnection.xml の既存のコピーがある場合は、その名前を変更してバックアップを作成します。
フィールド作業員が、Windows Mobile デバイス上で GPS に接続して ArcGIS アプリケーションを開くと、指定したログ ファイルへの NMEA センテンスの記録が開始されます。
- 以下の手順に従って Windows デバイス用の ArcGIS アプリケーションを使用し、GPS 位置情報を記録します。
- GpsConnection.xml ファイルを、C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Esri\ArcGIS フォルダ(Vista または Windows 7)または C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data\ESRI\ArcGIS Mobile フォルダ(WinXP)にコピーします。同じフォルダに既存の GpsConnection.xml ファイルがある場合は、バックアップを作成します。
フィールド作業員が、Windows デバイス上で GPS に接続して ArcGIS アプリケーションを開くと、指定したログ ファイルへの NMEA センテンスの記録が開始されます。
- GpsConnection.xml ファイルを、C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Esri\ArcGIS フォルダ(Vista または Windows 7)または C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data\ESRI\ArcGIS Mobile フォルダ(WinXP)にコピーします。同じフォルダに既存の GpsConnection.xml ファイルがある場合は、バックアップを作成します。
ログ ファイルからの GPS のシミュレーション方法
正しく書式設定された NMEA ログ ファイルが存在する場合、テストまたは他の目的で、GPS をオフィスでシミュレーションできます。次の手順に従います。
手順:
- コンピュータ上で、以下の例と同じ、GpsConnection.xml という名前のテキスト ドキュメントを作成します。ただし、FileName タグの内容をデバイス内の GPS ログ ファイルを格納した場所に置き換えます。
<GpsConnection assemblyQualifiedName="ESRI.ArcGIS.Mobile.Gps.FileGpsConnection, ESRI.ArcGIS.Mobile"> <FileGpsConnection> <FileName>YourFolderPath\YourFileName.txt</FileName> <Cycling>True</Cycling> </FileGpsConnection> </GpsConnection>
- ファイルを保存し、それに GpsConnection.xml というファイル名が付けられているのを確認します。
- 以下の手順に従って Windows Mobile デバイス用の ArcGIS アプリケーションのログ ファルを使用し、GPS をシミュレーションします。
- デバイスを、Active Sync(Windows XP)または Windows Mobile Device Center(Windows Vista または Windows 7)を介してコンピュータに接続します。
- ファイル エクスプローラを開き、GpsConnection.xml ファイルを、デバイス フォルダ(\Program Files\ArcGIS Mobile\3.0)にコピーします。
同じフォルダに既存の GpsConnection.xml ファイルがある場合は、その名前を変更するとバックアップになります。
- デスクトップでファイル エクスプローラを開き、ログ ファイルの場所と名前を調べ、それらが、GpsConnection.xml ファイルの FileName タグで指定した値と一致していることを確認します。
- Windows Mobile デバイス用の ArcGIS アプリケーションを開き、GPS 設定ページ上で [GPS に接続] をクリックします。
GPS のシミュレーションが開始され、デバイスが現場にあるかのように実行されます。
- 以下の手順に従って Windows デバイス用の ArcGIS アプリケーションのログ ファルを使用し、GPS をシミュレーションします。
- ファイル エクスプローラを開き、GpsConnection.xml ファイルを、C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Esri\ArcGIS フォルダ(Vista または Windows 7)または C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data\ESRI\ArcGIS Mobile フォルダ(Windows XP)にコピーします。
同じフォルダに GPSConnection.xml の既存のコピーがある場合は、その名前を変更してバックアップを作成します。
- ファイル エクスプローラを開き、ログ ファイルの場所と名前を調べ、それらが、GpsConnection.xml ファイルの FileName タグで指定した値と一致していることを確認します。
- Windows デバイス用の ArcGIS アプリケーションを開き、[GPS 設定および状態] ページ上で [接続] をクリックします。
GPS のシミュレーションが開始され、デバイスを現場に持ち込んでいるかのように実行されます。
- ファイル エクスプローラを開き、GpsConnection.xml ファイルを、C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Esri\ArcGIS フォルダ(Vista または Windows 7)または C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data\ESRI\ArcGIS Mobile フォルダ(Windows XP)にコピーします。
8/23/2013