ArcGIS Viewer for Silverlight - URL パラメータ

URL パラメータを使用したビューアの初期化

ArcGIS Viewer for Silverlight では、配置されたビューアアプリケーションの URL のクエリ文字列で特定の初期化パラメータを指定できます。これらのパラメータによって、ビューアの構成を変更することなく、ビューアの初期範囲、縮尺、中心、縮尺レベル、Web マップ、および場所検索を設定できます。各パラメータは、特定のキーと値の組をクエリ文字列に含めることによって設定します。以下では、各パラメータの効果と構文について説明します。

Web マップ

webmap パラメータを指定すると、指定した Web マップがビューアに表示されます。このパラメータを使用するには、webmap=id というキーと値の組をクエリ文字列で指定します。ここで、id は Web マップの一意の識別子です。なお、Web マップがパブリックに共有しないように指定されている場合、ビューアが Web マップを読み込むときに、ログインプロンプトが表示されます。このパラメータを指定したビューアの URL は、以下のようになります。

// Load the Esri Atlas Geology web map
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?webmap=74a8f6645ab44c4f82d537f1aa0e375d

場所検索

search パラメータを指定した場合、ビューアアプリケーションが Web マップを読み込むと、すぐにビューアの検索ツールによって場所検索が実行されます。このパラメータを使用するには、search=place というキーと値の組をクエリ文字列で指定します。ここで、place は、住所、都市、ランドマーク、ビジネス名などの、検索対象の場所を表します。以下の URL で、このパラメータの使用方法を示します。

// Search for Redlands, CA
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?search=Redlands,California,United States

// Search for the Eiffel Tower
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?search=Eiffel Tower

// Search for ESRI
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?search=ESRI

範囲

extent パラメータを指定すると、ビューアのマップが、指定された範囲で読み込まれます。このパラメータを使用するには、extent=xmin,ymin,xmax,ymax,wkid というキーと値の組を検索文字列で指定します。ここで、xmin は範囲最小 X 座標、ymin は範囲の最小 Y 座標、xmax は範囲の最大 X 座標、ymax は範囲の最大 Y 座標、wkid は範囲の空間参照の識別子です。座標がビューアのマップと同じ空間参照内にある場合、wkid を省略できます。このパラメータを指定したビューアの URL の例を以下に示します。

// Set map extent to Greater Copenhagen area, assuming the map is in the same spatial 
// reference as the coordinates
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?extent=1220000,7364000,1632000,7632000

// Set map extent to Greater Copenhagen area using coordinates in WGS 84 (WKID 4326)
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?extent=14.70,51.76,12.66,59.37,4326

縮尺

scale パラメータを指定すると、ビューアのマップが、指定された縮尺で読み込まれます。このパラメータを使用するには、scale=<scale> というキーと値の組をクエリ文字列で指定します。ここで、<scale> は目的の縮尺の分母です。たとえば、目的の縮尺が 1/24000 である場合、<scale> を 24000 に設定します。このパラメータを、以下に示すように指定できます。

// Set map scale to 1/100,000
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?scale=100000

縮尺レベル

level パラメータを指定すると、ビューアのマップが、マップのベースマップとして使用されているタイルマップサービスで定義された詳細レベルで読み込まれます。このパラメータを使用するには、level=levelid というキーと値の組をクエリ文字列で指定します。ここで、levelid は、タイルマップサービスで定義されている目的の詳細レベルの ID です。このパラメータを含む URL は、以下のようになります。

// Initialize the map to the level of detail with an ID of 10
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?level=10

URL パラメータの結合

ビューアがサポートする多くの URL パラメータを結合することができます。たとえば、縮尺と共に中心点を指定することをお勧めします。パラメータを結合するには、各パラメータを定義するキーと値の組をアンパサンド（&）で区切るだけです。次に例を示します。

// Center on Singapore at a map scale of 1/300,000
http://www.example.com/apps/myviewer/index.htm?center=11563270,144180&scale=300000

1/23/2014