ポータル コンテンツ ディレクトリの変更
Portal for ArcGIS をインストールすると、ポータルのユーザが保存およびアップロードするコンテンツを格納するためのディレクトリが作成されます。これは、ポータル コンテンツ ディレクトリと呼ばれます。デフォルトの場所は、<Portal for ArcGIS installation directory>/arcgis/portal/usr/arcgisportal/contentです。
ポータル コンテンツ ディレクトリの場所を変更できます。たとえば、ディスク スペースがより大きい、またはバックアップ環境がより厳格な別のコンピュータに配置することができます。この変更は、ポータルをエンド ユーザに公開する前に行うことをお勧めします。
以下の手順に従って、ポータル コンテンツ ディレクトリの場所を変更します。
![レガシー レガシー](rsrc/legacy.png)
10.2 では、ディスク上のプロパティ ファイルを編集して、ポータル コンテンツ ディレクトリを変更する必要がありました。この作業は、10.2.1 以降のバージョンでは不要になっています。以下の手順は、10.2.1 以降のバージョンにのみ適用されます。10.2 でのこれらの手順については、10.2 のドキュメントをご参照ください。
手順:
- Portal for ArcGIS をインストールする際に使用したアカウントでコンピュータにログインします。
- 新しい変更先に、ポータル コンテンツ ディレクトリをコピーします。
- Portal for ArcGIS をインストールする際に使用したアカウントに、新しいディレクトリに対する 700 の権限を割り当てます。これがネットワーク ロケーションである場合、アカウントがディレクトリにアクセス可能であることを確認します。
- ArcGIS Portal Directory に管理者権限を持つアカウントでログインします。URL の形式は https://webadaptor.domain.com/arcgis/portaladmin です。
- [System] → [Directories] → [content] → [Edit Directory] の順にクリックして、ディレクトリの場所を編集します。
- [Path] テキスト ボックスで、新しいコンテンツ ディレクトリの場所(たとえば、/net/share/portalcontent)を入力します。
- [Edit Directory] をクリックして、変更内容を適用します。
- [System] → [Directories] → [content] の順にクリックし、新しいファイル パスが使用されていることを確認します。
これでポータルは、新しいコンテンツ ディレクトリで読み取りおよび書き込みを行うようになりました。必要に応じて、古いコンテンツ ディレクトリを削除して、その名前を(たとえば、admin/arcgis/portal/usr/arcgisportal/content から admin/arcgis/portal/usr/arcgisportal/content_old に)変更できます。
5/10/2014