編集チュートリアルの概要
このチュートリアルをすべて終えることが、ArcMap で編集方法を学ぶ上での一番の近道です。これらの演習のほとんどは ArcGIS for Desktop Basic のライセンスで完了することができます。ただし、ジオデータベース トポロジの演習は例外で、ArcGIS for Desktop Standard または ArcGIS for Desktop Advanced のライセンスが必要となります。
チュートリアルの最初(演習 1 ~ 3)では、ユタ州のザイオン国立公園のデータを使用します。ザイオン国立公園は、赤色や褐色の砂岩、急傾斜の崖、多数の谷といったさまざまな地質の宝庫です。ArcMap の編集環境を使用して、自然と人が織りなす公園内のさまざまな現象を表すために、空間フィーチャを作成および変更します。これらの演習が終了したら、ポイント、ライン、ポリゴン、テキストといったさまざまなタイプの新しいフィーチャを作成し、属性値を割り当て、形状を編集し、フィーチャ テンプレートを作成して使用できるようになります。また、編集時に使用可能なユーザ インタフェースのツールとパーツの多くを、使いこなせるようになります。
残りの演習(演習 4 ~ 5)では、データの編集方法について説明します。トポロジを介して空間整合性を維持したり、アジャストを使用して新しいデータを既存のデータセットに統合する方法を学びます。
チュートリアルは順序どおりに実行してください。ソフトウェアの使用法は過去の演習で紹介されたものを基に説明されており、それらの概念を理解していることが前提になっているからです。演習 1 ~ 3 では、すべてのサブパート(a、b、c、d など)も同時に実行し、中止するのは演習全体を完了してからにしてください。演習 4 ~ 5 では、マップとデータが独立しているため、次の演習やサブパートから簡単にチュートリアルを再開できます。
チュートリアル演習の概要
チュートリアルは、次に示す一連の演習とサブパートで構成されています。
- 演習 1 では、用語と ArcMap ユーザ インタフェースを含む、編集環境を紹介します。新しいポイントの作成、マップ上でのラインとポリゴンのデジタイズ、編集ツールの変更、フィーチャ作成中のスナップの利用、およびフィーチャ テンプレートの使用の方法を学びます。
- 演習 2 は、これらのスキルを基にしています。既存のフィーチャからフィーチャを作成する方法、および既存のフィーチャを編集する方法を学びます。
- 演習 3 では、マップ上のテキストについて説明します。ラベルをジオデータベース アノテーションに変換し、マップ上にテキストを配置し、編集ツールを使って新しいアノテーション フィーチャを作成します。
- 演習 4 では、空間整合性を維持するためにフィーチャを編集する方法について説明します。マップ トポロジを使用して、共有フィーチャとジオデータベース トポロジを編集し、ライン フィーチャが適切に接続されるようにします。ジオデータベース トポロジに関する演習 4b を完了するには、ArcGIS for Desktop Standard または ArcGIS for Desktop Advanced のライセンスが必要です。
- 演習 5 では、空間データを変換して位置を揃えるためにアジャストを使用し、フィーチャに属性を割り当てます。
チュートリアルは、編集環境でデフォルト設定が使用されていることを前提にしています。オプションをカスタマイズしている場合は、リセットしてチュートリアルの手順に合わせる必要があるかもしれません。たとえば、角度の計測値は、デフォルトでは極座標系を使って度単位で入力されますが、これがチュートリアルで指定される値の形式です。[エディタ] ツールバーの [エディタ] → [オプション] → [編集オプション] ダイアログ ボックスで、編集環境の設定を変更することができます。
データの著作権情報
ザイオン国立公園データセットは、国立公園局と米国地質調査により提供されています。
マップ トポロジ データセットは、米国地質調査により提供されています。
「world imagery」は、ArcGIS.com から提供されている Web ベースのレイヤです。