演習 5d:フィーチャ間での属性の割り当て

複雑性: 中級 データ要件: ArcGIS Tutorial Data for Desktop データ パス: \ArcGIS\ArcTutor\Editing\SpatialAdjustment

属性の割り当てについて

[属性割り当て] ツールは、ソース レイヤのフィーチャからターゲット レイヤのフィーチャに属性を割り当てるために使用します。ソースおよびターゲット レイヤと割り当てる属性は、[属性の割り当て] ダイアログ ボックスで定義します。そして、これらの属性をソース レイヤとターゲット レイヤのフィーチャ間で対話形式で割り当てるために、[属性割り当て] ツールを使用します。

この演習では、[属性の割り当て] ダイアログ ボックスおよび [属性割り当て] ツールの使用方法を学びます。

データと属性割り当てオプションを設定する

前提条件:

ArcMap を起動し、[エディタ]、[スナップ]、および [アジャスト] ツールバーを表示します。

手順:

1. [標準] ツールバーの [開く] ボタン をクリックします。
2. チュートリアル データをインストールした「\Editing\SpatialAdjustment」ディレクトリにある「AttributeTransfer.mxd」マップ ドキュメントを開きます（デフォルトの場所は「C:\ArcGIS\ArcTutor」）。
3. マップをクリックして [開く] をクリックします。
4. 前回の演習からマップ ドキュメントを開いたままにしていて、閉じるように促すメッセージが表示されたら、変更内容を保存せずに閉じることができます。
5. [エディタ] ツールバーの [エディタ] メニューをクリックし、[編集の開始] をクリックします。
属性を割り当てるには、まず、ソースおよびターゲット レイヤのスナップ環境を設定しておく必要があります。これにより、[属性割り当て] ツールの使用時に、正しいフィーチャを確実に選択できるようになります。
6. エッジ スナップが有効になっていることを確認します。有効になっていない場合は、[スナップ] ツールバーで [エッジ スナップ] をクリックします。
属性割り当てプロセスの最初のステップは、ソース レイヤとターゲット レイヤの設定です。これらの設定は、[属性の割り当て] ダイアログ ボックスで定義することができます。
7. [アジャスト] メニューをクリックし、[属性の割り当て] をクリックします。
8. [ソース レイヤ] ドロップダウン矢印をクリックし、「Streets」レイヤを選択します。
9. [ターゲット レイヤ] ドロップダウン矢印をクリックして「NewStreets」レイヤをクリックします。
次に、属性割り当てに使用するフィールドを指定します。ソース レイヤのフィールドを選択し、それをターゲット レイヤの対応するフィールドとマッチさせます。[属性割り当て] ツールは、これらの一致フィールドを使用して、割り当てるデータを判断します。
10. [ターゲット レイヤ] フィールド リスト ボックスの [NAME] フィールドをクリックします。
11. [ソース レイヤ] フィールド リスト ボックスの [NAME] フィールドをクリックします。
12. [追加] をクリックします。

    選択したフィールドが [マッチ フィールド] リストに追加されます。

13. [Type] フィールドについても同じステップを繰り返し、[OK] をクリックします。

[属性割り当て] ツールを使用する

手順:

1. [ブックマーク] をクリックし、「New streets」をクリックして、現在のビューを演習のエリアとして設定します。
属性割り当てを実行する前に、ソースおよびターゲット フィーチャの属性を検証します。これには、[個別属性] ツールを使用します。
2. [ツール] ツールバーの [個別属性] ツール をクリックします。
3. 以下に示しているソース フィーチャをクリックします。
4. [NAME] および [Type] フィールド属性に注目してください。これらの属性値をターゲット フィーチャに割り当てます。
5. [個別属性] ツールを有効にしたまま、ターゲット フィーチャをクリックします。
6. [NAME] および [Type] フィールドに注目します。これらのフィールドの属性値が、「Streets」レイヤから割り当てられます。
[属性割り当て] ツールを使用してソース フィーチャの属性をターゲット フィーチャに割り当てます。
7. [アジャスト] ツールバーの [属性割り当て] ツール をクリックします。
8. ソース フィーチャのエッジを以下のようにスナップします。
9. リンクをターゲット フィーチャに向けてドラッグします。
10. ターゲット フィーチャのエッジにスナップし、クリックします。
ソース フィーチャの属性を複数のターゲット フィーチャに割り当てるには、Shift キーを押したままターゲット フィーチャを選択します。

属性割り当ての結果を検証する

これで属性がソース フィーチャからターゲット フィーチャに割り当てられました。ターゲット フィーチャが正しい情報で更新されたかどうか確認しましょう。

手順:

1. [ツール] ツールバーの [個別属性] ツール をクリックします。
2. ターゲット フィーチャをクリックします。ターゲット フィーチャの [NAME] および [Type] フィールドは新しい属性を反映しています。
3. [エディタ] ツールバーの [エディタ] メニューをクリックし、[編集の終了] をクリックします。
4. [はい] をクリックして編集内容を保存します。
5. ArcMap を閉じます。

この演習では、属性をソース レイヤからターゲット レイヤに割り当てる方法を学びました。編集チュートリアルは完了です。