フィーチャの編集について

フィーチャは、実世界の地物をマップの上で表現したものです。ほとんどのマップには、湖の輪郭を表すポリゴン、道路を表すライン、特定の場所を示すポイントなどの一般的なフィーチャが含まれています。これらの一般的なフィーチャに加え、多くのマップでは特定のタスクの実行に役立つ特別なフィーチャを使用しています。 たとえば、国立公園内のレクリエーション エリアの輪郭を表すポリゴン フィーチャによって、過度の開発を察知できます。また、緊急対応機関は避難ルートを表すライン フィーチャを利用して効率化をはかることができます。マップの作成者は、ポップアップ ウィンドウを使用して属性を表示したり、シンボルを変更したり、フィーチャの表示範囲を設定したりできます。

当該ユーザ、マップ作成者、またはマップを表示しているすべてのユーザが編集できる一連のフィーチャをレイヤとしてマップに追加するとします。フィーチャを編集できるユーザは、フィーチャ レイヤのタイプによって異なります。サービス レイヤのフィーチャは、マップを表示しているすべてのユーザが編集できます。このため、コミュニティによる入力が必要な場合に便利です。たとえば、野鳥観察コミュニティが野鳥観察の結果をマップ上に直接ポストし、写真、音声ファイル、ビデオ ファイルなどのメディア ファイルを特定の観測点に追加できるサービス レイヤを含めることができます。これらのフィーチャはサービスの一部であるため、サービスにアクセスする権限があるすべてのユーザはマップに加えられた変更を直ちに表示できます。このタイプのレイヤは、他のユーザにフィーチャを編集してもらいたい場合や、大量のデータがある場合や、ArcGIS for Server にアクセスできる場合に役立ちます。

フィーチャ レイヤがマップに保存されると、マップ作成者のみがフィーチャを編集できるようになります。つまり、編集内容はマップの保存時に一緒に保存されます。これらのタイプのフィーチャ レイヤは、コミュニティ内で発生したイベントや、石油生産施設の一覧などの情報を表示する際に便利です。区切りテキスト ファイルまたは GPX ファイル内にフィーチャがある場合、これらをマップにインポートできます。マップの一部となるフィーチャ レイヤは、ArcGIS for Server を使用できない(フィーチャ サービス レイヤを作成できない)場合に、市の公園課が管理しているプールなど、ごく少数のフィーチャを簡単に追加できて便利です。

5/20/2014