データベース サーバの基本用語

Database server

ArcGIS ソフトウェアにおいて「データベース サーバ」という用語は、Desktop または Workgroup ジオデータベースの格納に対応した Microsoft SQL Server Express のインスタンスを指します。

Desktop geodatabases

ArcGIS for Desktop によりライセンスが許可されるデータベース サーバ上のジオデータベースは、Desktop ジオデータベースと呼ばれます。Desktop ジオデータベースにアクセスできるユーザは少数で、一度に 1 人のユーザしか編集できません。

Workgroup geodatabases

ArcGIS for Server Workgroup によりライセンスが許可されるデータベース サーバ上のジオデータベースは、Workgroup ジオデータベースと呼ばれます。Workgroup ジオデータベースには一度に最大 10 人のユーザがアクセスでき、その全員が同時に編集することが可能です。Workgroup ジオデータベースには、Web サービスやアプリケーションを使用してアクセスすることもできます。

Server administrator

サーバ管理者は、データベース サーバを管理する、Windows 認証のユーザです。このユーザは SQL Server Express インスタンスの dbo であり、データベース サーバ上の管理タスクに対する責任を担います。すべてのデータベース サーバにサーバ管理者が必要です。このユーザは、SQL Server Express インスタンスをインストールするとき、またはジオデータベースの格納を有効にするときに追加できます。詳細については、「データベース サーバ管理者ユーザ」をご参照ください。

Dbo

これは、SQL Server データベースのシステム ユーザの一種です。SQL Server の固定サーバ ロール sysadmin のログインはすべて dbo です。データベース サーバでは、サーバ管理者はすべて sysadmin 固定サーバ ロールのメンバーであるため、dbo となります。サーバ管理者が作成したすべてのテーブルおよびフィーチャクラスは、データベースの dbo スキーマに格納されます。

Geodatabase administrator

ジオデータベース管理者は、SQL Server Express の固定データベース ロール(db_owner)に割り当てられた、Windows 認証のユーザです。ジオデータベース管理者は、他のユーザのジオデータベース権限の管理、ジオデータベースのバックアップ作成、ジオデータベースの圧縮など、ジオデータベースの管理タスクを実行することができます。

Windows authentication

Windows 認証は、ユーザのコンピュータの Windows オペレーティング システムによって提供される認証情報に基づいて、個々のユーザを識別する手法です。ArcGIS のデータベース サーバは、常に Windows 認証を使用します。

ArcSDE geodatabases for SQL Server Express

Esri のドキュメントによっては、この用語が、ライセンスを許可されるソフトウェアの名前とともに使用され、それらが Workgroup や Desktop ジオデータベースを指すものもあります。たとえば、ArcGIS for Desktop を使用してライセンスを許可された ArcSDE ジオデータベースは、Desktop ジオデータベースです。

5/10/2014