データベース サーバ上のジオデータベースの縮小

データの削除や追加が繰り返されるに従い、ジオデータベースのデータ ファイルは次第に断片化していきます。これにより、まだクエリを実行したことのないデータへのアクセスや、データの更新の際に、クエリが走査しなければならないファイルの個所が増えるため、パフォーマンスが低下するおそれがあります。この状況を改善するために、SQL Server Express Edition に格納されているジオデータベースを縮小することができます。ジオデータベースを縮小すると、ディスク上でのデータベースの格納方法が変更され、データ ファイルのサイズが縮小されます。

ジオデータベースの縮小は、それほど頻繁に実行する必要はありません。また、ジオデータベースの縮小によって、データベースのインデックスが断片化してしまう場合があります。

さらに、ジオデータベースを縮小してまもなく、ジオデータベースのサイズが縮小前よりも増えた場合は、縮小した領域が通常の処理に必要で、縮小処理が不要であったことを意味します。データベースのサイズを確認するには、対象のデータベースを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[管理] タブをクリックします。[一般] セクションに、サイズが表示されます。

SQL Server Express Edition のジオデータベースがサイズ上限の 4GB に近づいた場合は、次の手順を実行してデータベースを縮小すると、格納領域をある程度確保できる場合があります。

手順:
  1. サーバ管理者またはジオデータベース管理者としてログインし、ArcMap を起動し、カタログ ウィンドウを開きます。
  2. 縮小対象のジオデータベースが格納されているデータベース サーバをダブルクリックします。

    この操作により、データベース サーバに接続します。

  3. ジオデータベースを右クリックし、[管理][ジオデータベース管理] をクリックします。
  4. [ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスで [ジオデータベースを縮小] チェックボックスをオンにします。
  5. [OK] をクリックします。
5/10/2014