スクリプトの使用によるファイル ジオデータベースの作成

Python スクリプトを実行し、CreateFileGDB_management 関数を呼び出してファイル ジオデータベースを作成できます。

これを実行できるのは、Linux コンピュータ上の ArcGIS クライアントからファイル ジオデータベースを作成する場合や、若干の変更を加えるだけで再使用可能な Python のスタンドアロン スクリプトを使用してすべてのファイル ジオデータベース を作成する場合です。

Python スクリプトは、Linux ボックスの Wine で実行されるため、ディレクトリ パスで Windows のパス区切り文字(\)を使用する必要があります。例で、Z: はルート ディレクトリです。

次の手順では、Python を使用してファイル ジオデータベースを作成する方法の例を示しています。

手順:
  1. Python コマンド プロンプトを開きます。
  2. スタンドアロン スクリプトを実行するか、対話型のインタープリタ内にコマンドを直接入力します。

    最初の例で、createfgdb.py スクリプトには次の情報が含まれています。

    # Import system modules
    import os
    import sys
    import arcpy
    
    # Set workspace
    env.workspace = "Z:\home\user\mydata"
    
    # Set local variables
    out_folder_path = "Z:\home\user\mydata"
    out_name = "myfgdb.gdb"
    
    # Execute CreateFileGDB
    arcpy.CreateFileGDB_Management(out_folder_path, out_name)
    

    サイトで実行できるようにスクリプトを変更したら、コマンド プロンプトまたは Python ウィンドウからスクリプトを呼び出すことができます。

    この例で、Python はコマンド プロンプトで入力され、ファイル ジオデータベース(myfgdb.gdb)が Linux コンピュータ上のユーザのホーム ディレクトリである gdbs ディレクトリに作成されます。

    import arcpy
    
    arcpy.CreateFileGDB_management("Z:\home\user\gdbs", "myfgdb.gdb")
    

    この例では、バージョン 9.3 ファイル ジオデータベース(myoldfgdb.gdb)がユーザの oldgdbs ディレクトリに作成されます。

    import arcpy
    
    arcpy.CreateFileGDB_management("Z:\home\user\oldgdbs", "myoldfgdb.gdb", "9.3")
    

5/10/2014