Portal for ArcGIS のサイレント インストール
Windows インストーラのコマンド ライン パラメータを使ってセットアップを実行すると、Portal for ArcGIS をユーザ インタフェースを使わずにインストールすることができます。
10.2.2 へのアップグレード詳細については、「Portal for ArcGIS のアップグレードについて」をご参照ください。
Portal for ArcGIS をインストールするための準備
- インストールを行う環境が最小システム要件を満たしていることを確認します。詳細については、「システム要件」をご参照ください。
- 管理者権限のあるユーザでログインします。
- 「Portal for ArcGIS で使用されるポート」の説明に従って、ポートを開きます。
- サーバ上の重要でないアプリケーションをすべて終了します。
- 以下で説明するインストール コマンドを実行します。
Portal for ArcGIS のサイレント インストール
Portal for ArcGIS のサイレント インストールに使用される Windows インストーラのコマンド ライン パラメータは、次のとおりです。これらのコマンドを使用して、Portal for ArcGIS のインストール場所やポータルのコンテンツ ディレクトリを指定します。
-
INSTALLDIR=<installation location>
このプロパティを使用することで、Portal for ArcGIS のインストール先をコマンド ラインで指定できます。このプロパティを設定しない場合は、C:\Program Files\ArcGIS\Portal のデフォルトのインストール場所が使用されます。
-
CONTENTDIR=<installation location content>
このプロパティで、ポータルのコンテンツ ディレクトリを指定できます。指定する場所は、ローカル ディレクトリである必要があります。共有ネットワーク ディレクトリを選択することはできません。これは、Portal for ArcGIS サービスを実行するデフォルトのアカウントが、Windows 固有の LocalSystem アカウントとして構成されているためです。LocalSystem アカウントは、ネットワーク ロケーションにアクセスできません。詳細については、「Portal for ArcGIS アカウント」をご参照ください。このプロパティを設定しない場合は、C:\arcgisportal のデフォルトのインストール場所が使用されます。
たとえば、次のように指定します。
<path to the Portal for ArcGIS setup download>\setup.exe /qb INSTALLDIR=C:\myportal CONTENTDIR=C:\arcgisportal