10009: レイヤの透過表示をカラー透過表示へ変換するオプションを有効化すると、パフォーマンスが向上する可能性があります

レイヤの透過表示を使用していますが、これはすべてのマップ レイヤのコンテンツに動的な透過表示を適用します。ArcMap とは異なり、マップ サービスはカラー透過表示をサポートしており、[準備] ウィンドウでレイヤの透過表示をカラー透過表示へ変換するオプションを有効化すると、マップのパフォーマンスを向上させることができます。ただし、カラー透過表示を使用すると、マップの外観が変わる可能性があります。

解決策

[プレビュー] ウィンドウで ArcMap のベースマップ レイヤまたはマップ サービスの描画パフォーマンスを確認します。

ベースマップ レイヤの操作の詳細またはマップ サービスのプレビューの詳細

• 変更する必要がない場合は、マップ表示をそのまま使用してかまいません。
• パフォーマンスを向上させる場合は、メッセージを右クリックすることで、[準備] ウィンドウのレイヤの透過表示をカラー透過表示へ変換するオプションを有効化します。このオプションを有効にしたら、マップの外観が変化していないかプレビューしてください。

追加情報

マップ サービスは、マップの内容によって描画パフォーマンスが異なるグラフィック エンジンを使用しています。透過表示をレイヤから各シンボルのカラーに変更すると、描画パフォーマンスが向上します。ただし、カラー透過表示には、以下のように重なる色の混合という副作用があります。そのため、マップ サービスを作成する前にプレビューして、描写が適切か調べ、描写とマップのパフォーマンス目標とのバランスを取る必要があります。

比較のため、マップ サービスの 2 つのオプションを示しています。両方ともマップ サービスでサポートされています。レイヤの透過表示（上の図）に設定すると、適切な描写が得やすくなります。一方、個々の塗りつぶし色に透過表示を割り当てるとパフォーマンスが向上します。

マップ サービスに使用されている新しい表示エンジンの描画処理は、大幅に高速化されています。しかし、透明な塗りつぶしをマルチレベル シンボルに使用する場合（ArcMap ではシンボル レベル描画）、一部のフィーチャは想定どおりに表示されません。

たとえば、以下の 3 本のラインは、それぞれが透明色と、色の塗りつぶしより約 1 ポイント広い道路縁のマルチレイヤ ライン シンボルで描画されています。

塗りつぶしシンボルごとに色を設定する場合、ラインがどのように表示されているか注意してください。

透明色の塗りつぶしを使用したとき、透明色の重複部分がどのように描画されるかわかります。このような場合は、道路をより効果的に表現するために単色の塗りつぶしに切り替えます。