Data Reviewer for Server

ArcGIS Data Reviewer を使用して実装されるデータ品質ワークフローの多くは、Web サービスとして提供することが可能で、ArcGIS Data Reviewer for Server を使用する Web クライアント アプリケーションやモバイル クライアント アプリケーションを介してアクセスできます。たとえば、複数のタイプの Web サービスを公開して、手動および自動によるデータの整合性チェック、データ品質レポート、および確認結果の表示をサポートできます。

たとえば、ArcGIS Data Reviewer for Server を使用して次の操作を実行できます。

• イントラネットまたはクラウドベースのサーバの使用による、定期的データ整合性チェックのスケジュールと実行
• Web アプリケーションやモバイル アプリケーションからの事前構成済みデータ整合性チェックの実行
• Web ベースのデータ マークアップ ツールの使用による GIS 以外のユーザへのデータ品質タスクの拡張
• データ品質レポートを他の業績メトリックスと統合し、データ品質関連の影響を利害関係者および他の関心を有する当事者へ送信

Web 上での Data Reviewer の操作

Data Reviewer サービスを使用して、データ品質ワークフローを Web 上のクライアントに拡張できます。ArcGIS Data Reviewer for Server を有効にした後、さまざまな種類の Web サービスを公開して、データ品質ワークフローの多様な側面をサポートできます。これらの Web サービスには、手動および自動によるデータの整合性チェック、データ品質レポート、および確認結果の表示をサポートするサービスがあります。

バッチ整合性チェック

Data Reviewer バッチ整合性チェック サービスを使用すると、クライアントは Data Reviewer のバッチ ジョブを使用して実装されたビジネス ルールに基づいて、自動化されたデータ整合性チェックを実行できます。これらのサービスは、ArcGIS Server を活用して、時間がかかるデータ整合性チェックを ArcGIS for Desktop クライアントから組織のイントラネットまたはクラウドでホストされるサーバ インフラストラクチャに移して負荷を軽減します。本番環境では、サーバ ベースのデータ整合性チェックを夜間に実行して、通常の営業時間中に作成または変更されたデータを検証できるようにスケジュールできます。また、自動化されたデータ整合性チェックを必要に応じてトリガし、大規模な Web ベースのデータ編集ワークフローの一部としてデータの臨時整合性チェックをサポートすることもできます。

ダッシュボード

Data Reviewer ダッシュボード サービスでは、Data Reviewer ワークスペースに格納されたデータ品質結果のサマリ サポートを提供できます。ダッシュボード サービスを使用すると、Data Reviewer を使用して実装された事前定義済みのビジネス ルールに基づいてデータベースで検出された非準拠フィーチャの起点、数量、および場所を通知することができます。

データ品質を通知することにより、取り決められた規格にデータが適合しないときに利害関係者および他の関心を有する当事者に通知し、データの準拠を時系列的に追跡するレポート方法を提供できます。レポート ケーパビリティは、組織の業績管理システムの一部として、またはデータ品質レポート用のスタンドアロン ダッシュボードとして統合できます。ArcGIS Resources の Data Reviewer ページでは、データ品質レポート アプリケーションのサンプルや要件に合わせてこれらを拡張する方法の例を示しています。