印刷用の独自レイアウトの使用
ArcGIS for Server に付属の PrintingTools サービスは、8 つのマップ レイアウトが含まれる構成済みのフォルダを参照します。これには、縦方向および横方向の、8.5 x 11 インチ、11 x 17 インチ、A3、A4 用紙サイズでの基本的なデザインが含まれます。
独自のレイアウトを使用したい場合は、Web マップを印刷する独自のサービスを公開できます。さまざまなマップ レイアウトで準備した ArcMap ドキュメント(MXD)の独自のフォルダを参照するようにこのサービスを構成します。MXD 内のデータもレイアウトのページ サイズ(サイズ D やサイズ E など)も問題ではありません。最も重要な点は、レイアウト内のマップ エレメントの使用と配置です。サービスのユーザは、使用するレイアウトを選択できます。
Web 印刷用に独自のサービスを公開する手順(および独自のレイアウト フォルダでそれをポイントする手順)については、「チュートリアル: 印刷用サービスの公開」をご参照ください。このチュートリアルでは、後でレイアウトを更新することにした場合に何をすべきかも説明しています。更新方法は、公開前にレイアウト フォルダをサーバに登録したかどうかで変わります。チュートリアルには、両方のシナリオの手順が含まれています。
複数のデータ フレームをレイアウトに含める
PrintingTools サービスは複数のデータ フレームを使用するレイアウトを印刷できます。このサービスは、アクティブ データ フレーム内のマップを置き換えるだけです。ただし、データ フレームの間に矩形範囲などの関係がある場合、その関係は PrintingTools でも有効です。
たとえば、メイン マップと概観図の 2 つのデータ フレームを持つレイアウトがあるとします。概観図は、メイン マップの現在の範囲を示した矩形範囲を含みます。このレイアウトを PrintingTools で使用する前に、メイン マップのデータ フレームがアクティブ データ フレームであることを確認する必要があります。Web ユーザがこのレイアウトのマップをリクエストした場合、メイン マップには現在の Web マップ ビューが表示され、概観図の矩形範囲には、予想どおりメイン マップの範囲が表示されます。