構成ストアについて

Manager で最初に ArcGIS Server サイトを作成するときに、構成ストアを格納するフォルダを指定します。構成ストアには、サイトに参加しているコンピュータとクラスタに関する情報など、サイトの重要なプロパティがすべて入ります。構成ストアはサイトの健全性のために極めて重要であり、ミッションクリティカルなアプリケーションをサポートしている場合は、冗長な格納場所に作成する必要があります。

GIS サーバが 1 台のサイトでは、ArcGIS Server を実行しているコンピュータに構成ストアを配置するように指定できます。デフォルトでは、この場所は <ArcGIS Server インストール ドライブ>\arcgisserver\config-store です。複数コンピュータのサイトでは、GIS サーバは共有ネットワーク ディレクトリを通じて構成ストアにアクセスする必要があります。必要に応じて、構成ストアを専用のファイル サーバに配置し、GIS サーバ コンピュータから切り離すことができます。これは、アーキテクチャに十分な柔軟性を持たせて、GIS サーバをいつでもオフラインにできるようにする必要がある一部のクラウド環境で役立ちます。

構成ストアの場所は、ArcGIS Server Manager または ArcGIS for Desktop を使用していつでも変更できます。詳細な手順については、下の関連トピックをご参照ください。

1 台のコンピュータのサイトから複数台のコンピュータのサイトに拡張するとき

1 台の GIS サーバから複数の GIS サーバにサイトを拡張する場合は、オペレーティング システムのツールを使用して、構成ストアを含むフォルダを共有し、ArcGIS Server のアカウントがその構成ストアに対する読み取り/書き込み権限を持つことを確認する必要があります。このプロセスの詳細な手順については、トピック「1 台の GIS サーバから複数の GIS サーバへの拡張」をご参照ください。

関連トピック

5/20/2014