サーバ オブジェクト エクステンションの開発および配備手順
マップ サービスまたはイメージ サービスの SOE(サーバ オブジェクト エクステンション)の開発と配置にはいくつかの手順が必要です。
手順:
- ArcObjects SDK のインストール - SOE での作業を開始する前に、必要な言語の ArcObjects SDK に加え、コードの記述とデバッグを実行できる、対応する統合開発環境(IDE)をインストールする必要があります。適切な IDE には、Microsoft Visual Studio(.NET を使用している場合)または Eclipse(Java を使用している場合)が含まれます。
- コードの記述 - Java を使用している場合は、Eclipse プラグインのウィザードを使用して SOE の作成を開始できます。.NET を使用している場合は、Visual Studio のテンプレート プロジェクトを使用して作成を開始します。ウィザードおよびテンプレートを使用することで、SOE に必要なインタフェースが実装され、REST または SOAP Web サービスの呼び出しに応答できることが保証されます。
- プロジェクトの構築と *.soe ファイルへのパッケージ化 - ArcGIS 10.1 for Server から、SOE は *.soe ファイルにカプセル化されるようになりました。コードをコンパイルした後、Esri から提供される IDE に統合されたユーティリティを使用して *.soe ファイルを作成します。
- SOE の配備 - SOE を使用するには、ArcGIS Server に配備する必要があります。SOE の配備は、ArcGIS Server Manager で *.soe ファイルを参照して実行できます。
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マップ サービスまたはイメージ サービスでの SOE の有効化 - サービスを作成または編集するときに SOE を有効化できます。次にサービスを起動したときに、SOE を利用できるようになります。SOE でプロパティが公開されている場合は、ArcGIS Server Manager に表示されるプロパティ ページでこれらを設定できます。
詳細:
SOE 開発者は、このプロパティ ページを拡張したり、ArcGIS for Desktop の [サービス エディタ] ダイアログ ボックスで使用するプロパティ ページを記述することもできます。ArcObjects SDK のサンプルで、この方法について説明しています。
- 作成するクライアント アプリケーションでの SOE 対応サービスの使用 - SOE は HTTP リクエストを受け取る Web サービスであるため、さまざまなタイプのクライアントがサービスを呼び出せます。REST SOE の場合は、ArcGIS Web API とモバイル API が含まれます。SOAP SOE の場合、SOAP Web サービス リクエストを行える任意のクライアントが含まれます。クライアントのコードでは、SOE のパラメータを設定して Web サービスを呼び出し、応答を処理する必要があります。
このヘルプ システムの以降のトピックで、これらの手順について詳細に説明します。
5/20/2014