GIS サーバ クラスタについて

ArcGIS Server サイトに参加するように構成された GIS サーバ コンピュータは、クラスタと呼ばれるグループに整理することができます。各クラスタは、サービスの特定のサブセットを実行するように構成できます。たとえば、すべてのマップ サービスを実行する 1 つのクラスタと、ジオプロセシング サービスを実行する(おそらく処理能力がより高い)別のサーバのクラスタを作成することができます。

サービスの特定のサブセットを実行するようにクラスタ化された複数の GIS サーバ

クラスタ内のすべての GIS サーバ コンピュータは、同一のサービス セットを公開します。コンピュータは相互に通信して、各リクエストを最も適切なコンピュータに割り当てようとします。たとえば上の図では、マップ サービスのリクエストはクラスタ A に参加している GIS サーバに送られ、ジオプロセシング サービスのリクエストはクラスタ B に参加している GIS サーバに送られます。クラスタに対して GIS サーバ コンピュータを追加または削除して、要求に応じたパターンの変更にも対応することができます。

デフォルトのクラスタについて

ArcGIS Server サイトには、少なくとも 1 つのクラスタが必要です。最初にサイトを作成するときに、「デフォルト」という名前のクラスタが自動的に生成されます。このクラスタは、サイトの作成に使用する GIS サーバ コンピュータや、ArcGIS Server と一緒にインストールされた事前設定済みのサービスを実行する際に使用する GIS サーバ コンピュータを格納するように構成されます。

デフォルトのクラスタは削除しないことを強くお勧めします。デフォルトのクラスタを削除すると、公開やキャッシュ作成に重要である設定済みサービスなどの割り当てられたサービスが停止します。クラスタ内のサービスの実行を継続させたい場合、デフォルトを削除する前に、別のクラスタを使用するようサービスを編集する必要があります。サービスをホストするクラスタの変更方法の詳細については、「Manager での GIS サーバ クラスタの編集」をご参照ください。

クラスタ管理

ArcGIS Server Manager または ArcGIS for Desktop を使用して、GIS サーバ クラスタの作成、編集、削除ができます。詳細については、以下のセクションのリンクをご参照ください。

新規クラスタの作成

クラスタの編集

クラスタの削除

5/20/2014