エクステンション クラス

エクステンション クラスの関数

エクステンション クラスは、1 つのプロパティと、ArcGIS for Desktop アプリケーションに関連するイベントにアクセスするための多数の関数で構成されています。

プロパティ

説明

enabled

このプロパティはエクステンションの状態を返します。True に設定されると、エクステンションが起動されます。このプロパティが False に設定されると、エクステンションはシャットダウンされます。このプロパティは、以下に示す関数でも変更できます。

関数

説明

__init__ (self)

初期変数を定義する Python の組み込み関数です。

startup(self)

アプリケーション(たとえば、ArcMap)の起動時に呼び出されます。

activeViewChanged(self)

アクティブ ビューが変更されたときに呼び出されます。アクティブ ビューが変更されるのは、データ フレームが追加または削除されたとき、およびデータ ビューからレイアウト ビューに変更したときです。

mapsChanged (self)

データ フレームが追加または削除されたときにだけ呼び出されます。

newDocument (self)

新しいドキュメントが作成されたときに呼び出されます。

openDocument (self)

ドキュメントが開かれたときに呼び出されます。

beforeCloseDocument (self)

ドキュメントを閉じる前に呼び出されます。

closeDocument (self)

ドキュメントを閉じるときに呼び出されます。

beforePageIndexExtentChange (self, old_id)

データドリブン ページの範囲が変更される前に呼び出されます。クリックして次のデータドリブン ページに進んでから、範囲が変更される前に発生します。old_id は、変更前の現在のページの ID を表します。

pageIndexExtentChanged (self, new_id)

データドリブン ページ範囲が変更されたときに呼び出されます。次のデータドリブン ページの範囲が変更されたときに発生します。new_id は、新しいページの ID を表します。

contentsChanged(self)

ビューの内容が変更されとき(たとえば、レイヤのプロパティまたはシンボルが変更されたとき)に呼び出されます。

spatialReferenceChanged(self)

データ フレームの空間参照が変更されたときに呼び出されます。

itemAdded(self, new_item)

新しいレイヤが追加されるごと、またはページ レイアウトに新しいエレメントが追加されるごとに呼び出されます。エレメントにはグラフィックスとデータ フレームが含まれます。new_item は、画像やグラフィックスなどのアイテムでは None を返します。

itemDeleted(self, deleted_item)

レイヤが削除されるごと、またはページ レイアウトからエレメントが削除されるごとに呼び出されます。エレメントにはグラフィックスとデータ フレームが含まれます。deleted_item は、画像やグラフィックスなどのアイテムでは None を返します。

itemReordered(self, reordered_item, new_index)

コンテンツ ウィンドウのレイヤが並べ替えられたとき、および新しいレイヤが追加されたときに呼び出されます。ページ レイアウトでグラフィックスの順序を変更したときにも呼び出されます。たとえば、グラフィックスを背面または前面に移動したときなどです。マップ ビューでグラフィックスを並べ替えたときには呼び出されません。

onEditorSelectionChanged(self)

編集セッション中にフィーチャ選択を変更したときに呼び出されます。

onCurrentLayerChanged(self)

編集セッション中に現在のレイヤが変更されたときに呼び出されます。

onCurrentTaskChanged(self)

編集セッション中に現在のタスクが変更されたときに呼び出されます。たとえば、作図ツールからフィーチャの形状変更ツールに変更したときなどに呼び出されます。

onStartEditing(self)

編集セッションが開始されたときに呼び出されます。

onStopEditing(self)

編集セッションが終了したときに呼び出されます。

onStartOperation(self)

編集操作が開始されたときに呼び出されます。

beforeStopOperation(self)

編集操作を終了したときに呼び出されます。操作をジオデータベースにコミットする前に、編集操作内で行われた変更についての事前解析をここで実行できます。

onStopOperation(self)

操作が正常に完了したときに呼び出されます。

onSaveEdits(self)

エディタで編集を保存するコマンドを実行したときに呼び出されます。

onChangeFeature(self)

新しいフィーチャが変更されたときに呼び出されます。

onCreateFeature(self)

新しいフィーチャが作成されたときに呼び出されます。

onDeleteFeature(self)

フィーチャが削除されたときに呼び出されます。

onUndo(self)

編集セッションを元に戻したときに呼び出されます。たとえば、フィーチャを移動した後に [元に戻す] を呼び出すと、onUndo が呼び出されます。

onRedo(self)

編集操作をやり直したときに呼び出されます。たとえば、フィーチャを移動した後に [元に戻す] と [やり直し] を呼び出すと、onUndoonRedo が呼び出されます。

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5/10/2014