Log file tables configuration (Production Mapping)
エンタープライズ ジオデータベースは、ログ ファイル テーブルを使用して、選択されたレコードのリストを管理します。特定サイズのレコードが選択されたか、バージョン対応のデータベースでリコンサイルまたはポストが実行されたか、またはクライアント アプリケーションでディスコネクト編集のチェックアウトが実行されたとき、後でアプリケーションが使用できるようにレコードをログ ファイル テーブルに書き込みます。ログ ファイル テーブルには選択されたフィーチャの ObjectID が格納されるため、それらを再表示することが可能です。これにより、情報の解析や処理がより高速になります。
ArcGIS でログ ファイル テーブルが使用されるのは、デフォルトでは、選択セットのレコードの数が 100 以上の場合です。この 100 個の選択フィーチャという閾値は、レジストリに設定されます。この閾値を変更できますが、変更は推奨されません。パフォーマンス上の理由から閾値を変更する必要はなく、変更することでかえってパフォーマンスを低下させることもあります。
ログ ファイルのオプションは、SDE_server_config テーブルと SDE_dbtune テーブルの特定のパラメータを使用して設定されます。
SQL Server の場合、デフォルトのログ ファイル構成では、一時データベース(tempdb)に作成されるセッションベース ログ ファイルが使用されます。
これらのテーブルのパラメータは、それぞれ sdeconfig コマンドと sdedbtune コマンドを使用して変更します。これらのコマンドやその他の ArcSDE 管理コマンド ライン ツールは、ArcSDE アプリケーション サーバとともに Esri Customer Care ポータルからダウンロードする必要があります。コマンドの使用法に関する構文や例については、ArcSDE アプリケーション サーバのインストールに付属している『ArcSDE コマンド リファレンス』をご参照ください。
DBMS(データベース管理システム)の ArcSDE ログ ファイル テーブルの設定は、ほとんどの場合、デフォルトの設定で十分であり、これが推奨の設定です。