情報モデルでのアノテーションの定義
このトピックは、ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced にのみ該当します。
パーセル ファブリックで Local Government 情報モデルを有効化すると、Local Government 情報モデルの構成を使用してパーセル ファブリック レイヤが表示およびシンボル表示されます。アノテーションは、[Tax Lines Anno] レイヤで管理され、表示されます。[Tax Lines Anno] レイヤは、パーセル ファブリック ラインにリンクされたフィーチャである [ParcelDimensions] アノテーション クラスを参照します。[ParcelDimensions] アノテーション クラスは、パーセル ファブリックを Local Government 情報モデルで有効化したときに作成されます。既存のライン フィーチャリンク アノテーション クラスがある場合は、[ファブリック情報モデルの有効化] ウィザードで、そのアノテーション クラスを検出し、新規作成する代わりにそれを使用します。
[Tax Lines Anno] レイヤのアノテーションは、パーセル ファブリックの [Lines] テーブルの [Distance]、[Bearing]、および [Radius] の各属性から生成され、1:1,200 の縮尺で表示されます。アノテーションの定義に関するサマリを表示するには、レイヤを右クリックしてから [プロパティ] をクリックします。[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスで [アノテーション] タブをクリックします。
アノテーションの編集時の振舞い
アノテーションの編集時の振舞いは、アノテーションの [フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスの [アノテーション] タブに定義されています。新しいパーセルを追加するときに新規のアノテーションが作成されないようにすることが推奨されます。カタログ ウィンドウで、[ParcelDimensions] フィーチャクラスを右クリックして、アノテーションの [フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。[アノテーション] タブで、[新規フィーチャの追加時にアノテーションを作成] がオフであることを確認します。
アノテーション条件式の変更
アノテーション クラス条件式は、パーセル ラインの方位、距離、および曲線の各パラメータ値を表示します。アノテーションは、履歴のない境界パーセル ライン(カテゴリ = 0)および道路に面するパーセル ライン(カテゴリ = 5)に対して表示されます。デフォルトでは、この条件式はパーセル ラインの距離のみを表示します。以下の手順でアノテーション条件式を変更し、ディメンションの表示方法をカスタマイズできます。
- カタログ ウィンドウで、[ParcelDimensions] アノテーション クラスを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
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[アノテーション クラス] タブの [SQL クエリ] をクリックし、アノテーションを付けるパーセル ラインを変更します。
現在アノテーションは、履歴のない境界パーセル ライン(カテゴリ = 0)および道路に面するパーセル ライン(カテゴリ = 5)に対して表示されます。
- [アノテーション クラス] タブの [条件式] をクリックし、[ラベル条件式] ダイアログ ボックスを開きます。
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必要に応じて、アノテーションの説明を編集し、アノテーションの表示方法を変更します。
方位角を表示します。
「ShowBearing = 0」を「ShowBearing = 1」に変更します。
方位と距離のアノテーションを表示する最短のライン距離を変更します。
「MinDistBearing = 20」を、新しいライン距離の値に変更します。
曲線のディメンションの表示方法を指定します。
CurveDisplay = 1、2、3、または 4 を設定します。半径を表示する場合は 1、半径と円弧長を表示する場合は 2、半径と弦の距離を表示する場合は 3、半径と中心角を表示する場合は 4 を使用します。
ディメンションが非表示になる最短のライン距離を変更します。
「HideDimensions = 5」を、新しいライン距離の値に変更します。
- 必要に応じて、[配置プロパティ] をクリックし、アノテーションの配置方法を変更します。
デフォルトでは、アノテーション条件式はパーセル ラインの距離の値を表示します。[ShowBearing] を 1 に設定すると、条件式はパーセル ラインの方位と距離の両方を表示します。
属性ウィンドウを使用したアノテーションの編集
ArcMap で [アノテーション編集] ツール を使用してアノテーション フィーチャを選択すると、アノテーションを編集するための追加のタブが [属性] ウィンドウで利用可能になります。これらのタブで、アノテーションの表示プロパティと属性を簡単に更新できます。
アノテーション シンボルの変更
マップ アノテーションのデフォルトのテキストの色を変更して、マップ上のテキストをさらに見やすくすることができます。
- [Tax Lines Anno] アノテーション レイヤをダブルクリックして、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
- [シンボル] タブで、[この色でテキスト シンボル色を代替] を選択し、右側のカラー パレットをクリックして色を選択します。
[シンボル コレクションの個別シンボルを代替] を選択して、アノテーションのフォント タイプやフォント サイズなどを変更することもできます。