ArcMap で使用可能な書式タグ
ArcGIS のテキスト書式タグを使用することにより、テキストの一部の書式を変更できます。たとえば、テキストに含まれる 1 つの単語に下線を付けるなど、複数の書式を組み合わせたテキストを作成できます。テキスト書式タグは、ArcMap のマップ上、またはその周囲のテキストが配置されるほぼすべての場所で使用できます。テキスト文字列とテキスト シンボルの両方を指定できる場所であれば、これらのタグを使用できます。たとえば、ダイナミック ラベル条件式、アノテーション、凡例テキスト、マップ タイトル、ダイナミック テキスト、およびフィーチャのラベリングに使用されるフィールドの値に使用できます。
ArcMap は、次の書式エレメントとタグをサポートしています。アノテーションの構文、およびラベリングの構文の例を、表に示します。アノテーションの構文は、アノテーションを追加するために、データ フレームとページ レイアウトで使用されるすべてのテキスト、および、フィーチャのラベリングに使用されるフィールドの値に適用されます。ラベリングの構文は、ダイナミック ラベル条件式に適用されます。ラベリングの構文の例では、書式設定されたテキストをすべてラベル フィールドに置き換えることができます。
この他の構文の例については、「テキスト書式タグの使用」をご参照ください。
エレメントの説明 |
開始タグ |
終了タグ |
有効な属性/値 |
備考 |
構文の例 |
出力例 |
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フォント名/フォント サイズ |
<FNT> |
</FNT> |
name = {TrueType font} size = {1} scale = {1-} |
名前、サイズ、または縮尺のいずれかあるいはすべてを設定します。 |
アノテーション <FNT name = "Arial" size = "12">Text size = 12</FNT> <FNT name = "Arial" scale="200">Text scale = 200</FNT> ラベリング "<FNT name = 'Arial' size = '12'>" & "テキストのサイズ = 12" & "</FNT>" & "<FNT name = 'Arial' scale='200'>" & "テキストの縮尺 = 200" & "</FNT>" |
|
色(RGB) |
<CLR> |
</CLR> |
red, green, blue = {0-255} |
属性がない場合は、0 と見なされます。 |
アノテーション <CLR red = "255">Text</CLR> ラベリング "<CLR red = '255'>" & "テキスト" & "</CLR>" |
|
色(CMYK) |
<CLR> |
</CLR> |
cyan, magenta, yellow, black = {0-100} |
属性がない場合は、0 と見なされます。 |
アノテーション <CLR magenta = "100">Text</CLR> ラベリング "<CLR magenta = '100'>" & "テキスト" & "</CLR>" |
|
太字 |
<BOL> |
</BOL> |
なし |
アノテーション <BOL>Text</BOL> ラベリング "<BOL>" & "テキスト" & "</BOL>" |
|
|
斜体 |
<ITA> |
</ITA> |
なし |
アノテーション <ITA>Text</ITA> ラベリング "<ITA>" & "テキスト" & "</ITA>" |
|
|
下線 |
<UND> |
</UND> |
なし |
アノテーション <UND>Text</UND> ラベリング "<UND>" & "テキスト" & "</UND>" |
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|
すべて大文字 |
<ACP> |
</ACP> |
なし |
アノテーション <ACP>Text</ACP> ラベリング "<ACP>" & "テキスト" & "</ACP>" |
|
|
小型英大文字 |
<SCP> |
</SCP> |
なし |
アノテーション <SCP>Text</SCP> ラベリング "<SCP>" & "テキスト" & "</SCP>" |
|
|
上付き |
<SUP> |
</SUP> |
なし |
アノテーション E = mc<SUP>2</SUP> ラベリング "E = mc" & "<SUP>" & "2" & "</SUP>" |
|
|
下付き |
<SUB> |
</SUB> |
なし |
アノテーション H<SUB>2</SUB>O ラベリング "H" & "<SUB>" & "2</SUB>" & "O" |
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文字間隔 |
<CHR> |
</CHR> |
spacing = {1-} |
通常の文字間隔に対して調整する大きさを比率で表します。0% の場合、調整は行われません。 |
アノテーション <CHR spacing = "200">Text</CHR> ラベリング "<CHR spacing = '200'>" & "テキスト" & "</CHR>" |
|
文字幅 |
<CHR> |
</CHR> |
通常の文字幅に対して調整する大きさを比率で表します。0% の場合、調整は行われません。 |
アノテーション <CHR width="150">Text</CHR> ラベリング "<CHR width='150'>" & "テキスト" & "</CHR>" |
|
|
ワード間隔 |
<WRD> |
</WRD> |
spacing = {1-} |
単語間の間隔を比率で表します。100% は、通常の間隔を表します。 |
アノテーション <WRD spacing = "200">Extra Word Spacing</WRD> ラベリング "<WRD spacing = '200'>" & "Extra Word Spacing" & "</WRD>" |
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行リード |
<LIN> |
</LIN> |
leading = {1-} |
通常の行リードに対して調整する大きさをポイント単位で表します。0 ポイントの場合、調整は行われません。 |
アノテーション <LIN leading = "25">Text with a leading value of 25 points</LIN> ラベリング "<LIN leading = '25'>" & "行間隔が 25 ポイントのテキスト" & "</LIN>" |
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太字解除 |
<_BOL> |
</_BOL> |
なし |
アノテーション The base text symbol is bold, <_BOL> but this part is not.</_BOL> ラベリング "基本テキスト シンボルは太字ですが、" & "<_BOL>" & "この部分では太字を解除しています。"& "</_BOL>" |
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斜体解除 |
<_ITA> |
</_ITA> |
なし |
アノテーション The base text symbol is italic, <_ITA> but this part is not.</_ITA> ラベリング "基本テキスト シンボルは斜体ですが、" & "<_ITA>" & "この部分では斜体を解除しています。"& "</_ITA>" |
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下線解除 |
<_UND> |
</_UND> |
なし |
アノテーション The base text symbol is underlined, <_UND> but this part is not.</_UND> ラベリング "基本テキスト シンボルは下線付きですが、" & "<_UND>" & "この部分では下線を解除しています。"& "</_UND>" |
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上付き解除 |
<_SUP> |
</_SUP> |
なし |
アノテーション <SUP><_SUP> This text is regular, but </_SUP> this text is superscript.</SUP> ラベリング "<SUP><_SUP>" & "この部分は通常のテキストですが、" & "</_SUP>" & "この部分は上付きです。"& "</SUP>" |
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下付き解除 |
<_SUB> |
</_SUB> |
なし |
アノテーション <SUB><_SUB>This text is regular, but </_SUB> this text is subscript.</SUB> ラベリング "<SUB><_SUB>" & "この部分は通常のテキストですが、" & "</_SUB>" & "この部分は下付きです。"& "</SUB>" |
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