マーカー シンボルの作成

マーカー シンボルは、ポイント フィーチャとポイント グラフィックスを描画するために使用されます。これらを他のシンボルと組み合わせることで、ライン シンボルを装飾したり、塗りつぶしパターンやテキストの背景を作成することができます。任意の数のレイヤを組み合わせて 1 つのマーカー シンボルを作成することができます。マスクを使用して、標準のマーカー シンボル タイプのいずれかを強化することができます。マスクは、指定した塗りつぶしシンボルを使用して指定した量だけマーカー シンボルのシェープを拡張します。

新しいシンボルの作成と格納の詳細

マーカー シンボルの種類

標準のマーカー シンボルは 4 種類あります。

マーカーの角度の操作

マーカー シンボルを操作するときに、[シンボル選択] ダイアログ ボックスの [角度] コントロールを使用して、マーカー シンボルの方向を変更できます。このボックスの値により、マーカーは算術演算に基づいて(東から反時計回りに)0 ~ 360 度回転します。マーカーを時計回りに回転させる場合は、負の値(0 ~ -360 度)を入力します。

ヒントヒント:

ポイント レイヤの属性テーブルのフィールド値に基づいてマーカー シンボルを個別に回転させるには、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックス [シンボル] タブ [高度な設定] [回転] の順にクリックします。[回転] ダイアログ ボックスで、[以下のフィールド値の角度で点を回転] に角度の値を格納するフィールドを指定し、[回転スタイル] で回転の原点と方向を設定します。

[回転] ダイアログ ボックスの [以下のフィールド値の角度で点を回転][回転スタイル] の設定は、同時に使用できます。たとえば、レイヤの各ポイント フィーチャのマーカー シンボルを、フィールドに格納された角度を使用して回転させるときに、角度フィールドの値が北を基準とする反時計回りの角度で指定されているとします。この場合は、使用するフィールドを [以下のフィールド値の角度で点を回転] コントロールに指定し、[回転スタイル][数学](東を基準に反時計回り)を選択します。続いて、[シンボル選択] ダイアログ ボックスで、[角度]90 度に設定します。これにより効果的に ArcMap の回転軸を北にずらして、フィールドに格納された角度を使用することができます。

リプレゼンテーション シンボルを使用している場合は、別の方法としてフィールド オーバーライドの使用も検討してください。

マーカー シンボルの描画パフォーマンスの改善

マーカー シンボルの描画パフォーマンスは、ポイントのシンボル表示に使用するか、他のシンボル タイプの要素として使用するかにかかわらず、シンプル マーカーと単一レイヤの絵文字マーカー シンボルを使用することで大幅に改善することができます。大きなポイント フィーチャ データセットをシンボル表示するには、これらを選択するのが最適です。

マスクの描画速度は大幅に改善することができます。マスクを絵文字マーカーやシンプル マーカーに追加する代わりに、シンボルを表す *.emf ファイルを作成し、*.emf ファイルの内容を表示するピクチャ マーカー シンボルを使用することができます。さらに、*.bmp、*.png、*.gif、および *.jpg/*.jpeg ベースのピクチャ マーカー シンボルを *.emf マーカーと置き換え、それらのシンボルでパフォーマンスを改善することもできます。

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5/10/2014