[タイム スライダ] ツールの使用

多くの GIS データセットにはフィーチャまたはラスタごとの時間の計測が含まれており、これらのテンポラル属性を使用して、時間対応レイヤを作成、表示、操作することができます。最も一般的に使用される方法は、マップ レイヤの時間プロパティを設定し、[タイム スライダ] ツールを使用してさまざまな時点のレイヤを視覚化することです。

たとえば、動物の痕跡の位置、犯罪の発生、病気の症例、都市の成長、気象パターン、暴風雨の追跡など、時間単位でイベントを記録している場合が考えられます。

共通のマップ表示内で複数の時間対応レイヤを組み合わせることもできます。

レイヤの時間プロパティ

マップ レイヤの時間プロパティは、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで有効にできます。

レイヤの時間プロパティの設定

マップ表示の [タイム スライダ] ツール

レイヤに対して時間を有効にしたら、[ツール] ツールバーの [タイム スライダ] ツール タイム スライダ を開き、マップ ドキュメント内で時間対応レイヤを視覚化できます。

ArcMap の [タイム スライダ] ツール

タイム スライダを使用して、さまざまな時点のレイヤを表示したり、タイム ウィンドウの範囲内にあるイベントのレイヤを表示したりすることができます。

時間対応レイヤの操作方法については、「時系列データとは」をご参照ください。

5/10/2014