選択フィーチャの操作

ArcMap に含まれる [選択] メニューでは、選択フィーチャを操作できます。この他にも、選択結果を操作（テーブルやグラフでの選択セットの表示など）するための数多くのツールが存在しています。このトピックでは、選択結果に対する数多くの操作方法について簡単に説明します。

メイン メニューの [選択] の操作

メイン メニューの [選択] をクリックし、選択フィーチャを操作するためのさまざまなコマンドを表示します。

さまざまな選択肢を使用したり選択オプションを設定したりすることでフィーチャを選択するだけでなく、このメニューでは、選択フィーチャに対して次のような操作を実行できます。

• 選択フィーチャにズームする。
• マップを現在の縮尺で選択フィーチャに画面移動する。
• 選択フィーチャのフィールド値の要約統計量を計算する。
• 現在のフィーチャ選択を解除する。

選択したレコードをデータセットとしてエクスポート

選択フィーチャを特定のレイヤの新しいデータセットとしてエクスポートするには、コンテンツ ウィンドウでレイヤ名を右クリックして、[データ] → [データのエクスポート] の順にクリックします。[データのエクスポート] ダイアログ ボックスが表示されます。完全なデータ ソースをエクスポートするのか、選択フィーチャのみをエクスポートするのかを選択できます。

テーブルやグラフの選択セットの使用

マップでフィーチャを選択すると、テーブルやグラフ内の対応する行が同時にハイライト表示されます。

テーブルの操作方法の詳細については、「ArcMap でのテーブルの追加と表示」をご参照ください。

グラフを操作して、選択フィーチャをそこに表示することもできます。

詳細については、「選択したフィーチャのグラフでのハイライト表示」をご参照ください。

レイヤのショートカット メニューでの選択セットの操作

特定のレイヤの選択フィーチャを操作するには、コンテンツ ウィンドウでレイヤ名を右クリックして [選択] をクリックします。これによって、レイヤの選択セットに適用できるさまざまな操作のショートカット メニューが表示されます。

[選択] ショートカット メニューを使用して、選択フィーチャからレイヤを作成するには、次の手順に従います。

1. レイヤに必要なフィーチャを選択します。
2. レイヤを右クリックし、ショートカット メニューで [選択] をクリックします。
3. メニュー上で必要な操作をクリックします。たとえば、新しい選択レイヤを作成するには、[選択フィーチャからレイヤを作成] をクリックします。
   • コンテンツ ウィンドウの一番上に、新しいレイヤが追加されます。新しいレイヤ名は、元のレイヤ名に「selection」が追加されたものです（例: TX_counties selection）。
   注意:

   この例では、選択フィーチャから作成されたレイヤは、一時的な作業データセットとして機能するだけです（ジオプロセシング モデルへの入力としての使用など）。新しいレイヤによって、選択フィーチャの FeatureID（FID）または ObjectID（OID）のリストが作成され、元のデータ ソースが更新または変更されると、この新しいレイヤは無効になります。