Amazon Elastic Load Balancer と ArcGIS Server
Amazon Elastic Load Balancer(ELB)は、共通の Web アドレスの下で複数の Elastic Compute Cloud(EC2)インスタンスを結合します。ELB は、ArcGIS Server アーキテクチャ内で Web ゲートウェイの役割を果たし、受信するリクエストによっていずれかの GIS サーバが過負荷に陥らないようにします。次に、ロード バランサの下のすべての GIS サーバインスタンスの能力を利用してリクエストに応答することができます。
ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services を使用してサイトを構築した場合、ELB が作成され、サイトのすべてのインスタンスがその下に配置されます。また、自動スケーリング ルールにより作成されたインスタンスも ELB の下に配置されます。サイトへの URL を確認すると、ELB アドレスを確認できます。
AWS Management Console を使用してサイトを構築した場合は、ユーザ自身で ELB を作成し、インスタンスを ELB に追加する必要があります。推奨するワークフローは次のとおりです。
- ELB を作成します。
- ArcGIS for Server を実行している EC2 インスタンスを起動します。
- データとアプリケーションをインスタンスにロードします。
- 手動または自動スケーリングで、他の GIS サーバ インスタンスも起動します。
- インスタンスを ELB に追加します。
5/16/2014