Amazon Web Services 上の ArcGIS アップデート
Esri では現在、ArcGIS アップデート(リリースおよびサービス パック)を提供するたびに、新しいバージョンの ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services をリリースしています。新しいサイトを作成するときは、最新バージョンの Cloud Builder を使用する必要があります。たとえば、Cloud Builder の 10.2 バージョンは、ArcGIS 10.2 を適用して新しいサイトを作成します。Cloud Builder をアップグレードする場合とその方法については、「Cloud Builder のアップグレード」をご参照ください。
既存のサイトを更新するには、EC2 インスタンスにログインして、アップデートを直接適用する必要があります。ダウンタイムを最小限に抑えるために、Cloud Builder のサイト テンプレートを使用して、サイトのコピーを立ち上げることができます。このコピーにアップデートを適用したら、アップグレードしたサイトにトラフィックをリダイレクトし、古いサイトを削除できます。
複数コンピュータのサイトの場合も、アップグレードしたサイトのテンプレートを作成し、そのテンプレートを使用して、必要数のコンピュータを持つ新しいサイトを立ち上げる必要があります。
ここでは、単一コンピュータと複数コンピュータのサイトをアップグレードする方法について説明します。
- 単一コンピュータのサイトへの ArcGIS アップデートの適用
- 複数の Windows コンピュータのサイトへの ArcGIS アップデートの適用
- 複数の Ubuntu コンピュータのサイトへの ArcGIS アップデートの適用
既存のインスタンスにアップデートを適用したくない場合は、サイトを現在のバージョンのまま維持したり、最新バージョンの Cloud Builder を使って新しいサイトを立ち上げ、そこにサービスとアプリケーションを再配置したりできます。
サイトを Cloud Builder を使用して構築しなかった場合は、EC2 インスタンスにログインして、アップデートを直接適用する必要があります。ダウンタイムを最小限に抑える必要がある場合は、インスタンスの AMI(Amazon Machine Image)を保存し、それを使用してインスタンスのコピーを立ち上げることができます。その後、このコピーに対してアップデートを適用できます。