現在の Z コントロールを使用した ArcScene での新規フィーチャのデジタイズ

ArcScene での編集時に、現在の Z コントロールを使用することにより、新しいフィーチャに Z 値を割り当てることができます。高さの定数値でフィーチャを作成すると、多層建築物のフロア プランのデジタイズなど、接続先となる現在のフィーチャが存在しないフィーチャや頂点を追加するときに便利です。現在の Z コントロールを有効にすると、半透明の平面が、指定した標高値でビューに追加され、この平面を直接デジタイズできるようになります。3D フィーチャの Z 値には、参照平面の Z 値が入ります。

ArcScene の 現在の Z コントロール

現在の Z コントロールについて覚えておく必要がある重要な点がいくつかあります。

現在の Z コントロールを使用して Z 値を割り当てるには、次の手順に従います。

手順:
  1. 編集するデータをシーンに追加します。
  2. 3D 編集セッションを開始し、適切なフィーチャ作図ツールを選択します。
  3. [3D エディタ] ツールバーで [現在の Z を有効化] 現在の Z を有効化 をクリックして、現在の Z コントロールをアクティブにします。デフォルトの高さ 0 で表示されます。
  4. ArcScene の [3D エディタ] ツールバー
  5. [現在の Z] テキスト ボックスに、希望する値を指定して、Enter キーを押します。現在の Z の高さの設定には、正または負の値がサポートされます。
  6. 現在の Z 平面上で直接クリックして、新しいフィーチャをデジタイズします。
  7. [スケッチ プロパテイ] ウィンドウを開くと、現在の Z の値が新しいフィーチャに割り当てられていることが確認できます。
  8. ツールバーの [現在の Z を有効化] ボタンを再度クリックすることにより、現在の Z コントロールをいつでも無効にすることができます。
5/10/2014