ArcGlobe での 3D ライン グラフィックスのデジタイズ

新規のライン グラフィック エレメントをデジタイズする前に、サイズ、色、およびシンボルなどのデフォルト プロパティを設定できます。また、ドレープしたイメージやベクタとしてのラインの描画や [サーフェスに固定] などの表示オプションも設定できます。詳細については、「ArcGlobe での 3D グラフィックスのデフォルト プロパティの設定」をご参照ください。

ArcGlobe の固定は、ライン グラフィックスをグローブ サーフェスに固定するオプションです。固定を行うには、[グラフィックスの選択] ツールを使用してラインを選択し、エレメントを右クリックして [サーフェスに固定] をクリックします。[サーフェスに固定] は、選択したラインを右クリックし [プロパティ] をクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスから設定することもできます。

3D ライン グラフィックスを作成する際には考慮すべき各種表示オプションがあります。次の表は、これらの各種設定についての説明です。また、これらの 4 つの設定について、以下の図に概略を示します。

表示オプション

説明

ベクタに沿った 3D ライン

ラインのデジタイズされた頂点がグローブのサーフェスに固定され、表示されている標高レイヤに一致する(頂点間で 3D 直線が使用される)ように調整されます。

自由に浮いている 3D ライン

ラインの頂点の 3D 位置は 3D 空間内の位置を定義し、グラフィックスは、表示されている標高レイヤを基準に調整されません。

サーフェスに沿ったベクタ ライン

ライン全体の長さが、シンプルなラインと色のシンボルを使ってグローブのサーフェス上に固定され、表示されている標高レイヤを基準にサーフェス上にドレープされた状態になります。

サーフェスに沿ったラスタ化ライン

ラインは、イメージに変換後、グローブのサーフェスにドレープされます。ラインの 3D 位置は、表示されている標高レイヤを基準にサーフェス上にドレープされた状態になります。

[エレメント プロパティ] ダイアログ ボックスの [効果] タブにある 3D ライン グラフィック エレメントの [表示オプション]

3D ライン グラフィックスをデジタイズするには、以下の手順を実行します。

手順:
  1. [グローブ 3D グラフィックス] ツールバーの [新規ライン] ツール 新規ライン をクリックします。
  2. デジタイズするサーフェスまたはオブジェクトの最初のポイントをクリックします。
  3. 画面周囲をクリックして、頂点を追加していき、最後のポイントでダブルクリックします。
  4. デジタイズした頂点の間にライン グラフィックスが描画されます。

ヒントヒント:
  • ラインに沿って追加の頂点をデジタイズすることで、デジタイズされたラインをサーフェスに一致させることもできます。[新規ライン] デジタイズ ツール は断面図ツールではないため(高さはデジタイズされたポイントの位置で取得されますが、ポイント間は補間されません)、より多くの頂点を追加することで、より密接にラインをサーフェスに一致させることができます。
  • 3D ライン グラフィックスをラスタ化するショートカットとして、選択したグラフィックスを右クリックして、エレメントのショートカット メニューで [ラスタ化] をクリックできます。

関連トピック

5/10/2014