3D でのレイヤの描画優先度について
3D ビューを作成するときには、2 つ以上のフィーチャ レイヤについて描画順序の優先度を指定する必要がある場合があります。例としては、建築物のポリゴンと土地区画のポリゴン データを追加するときに、両方のレイヤが塗りつぶしシンボルを使用してレンダリングされる場合です。描画順序の優先度を正しく設定しない場合、土地区画のポリゴンにより建築物のポリゴンが隠されることがあります。
3D ビューのデータは、フローティング レイヤとドレープ レイヤのいずれかとして表示できます。フローティング レイヤは通常、3D ビューで他のレイヤとは別に高さのソースを指定します。ドレープ レイヤは通常、他のレイヤと同じサーフェス データを共有します。
レイヤの描画優先度は、以下の場合に重要です。
- 部分的な透過表示を使用する場合
- 複数のレイヤが同じ 3D 位置を共有する場合
- 複数のレイヤが同じサーフェス上にドレープされる場合
ArcScene と ArcGlobe はいずれも、フィーチャ レイヤの描画優先度をサポートしていますが、設定の表示は異なります。
ArcScene では、フローティング レイヤとドレープ レイヤの両方で、レイヤ プロパティを使用して描画優先度を指定します。描画優先度の値の範囲は 1 ~ 10 で、1 の優先度が最大です。つまり、描画優先度が 1 と 2 のレイヤが同じ 3D 位置にある場合、描画優先度 1 のレイヤが描画優先度 2 のレイヤを隠します。
関連トピック
5/10/2014