3D 画面移動ツールの使用

3D 画面移動ツールは、表示する相対方向を変更せずに、観測点と目標点の両方をともに移動して、3D ビュー内を横方向に移動できます。3D 画面移動ツールを使用するときには、ビューのコンパス方位と傾斜角度は変化しません。これは、前を見たまま横方向に歩くことと似ています。

ArcGlobe の 3D 画面移動ツールでは、グローブを横方向に移動するときのグローブの曲面、および観測点の標高を一定に保持できます。

3D 画面移動ツールは、ArcGlobe のグローバル ナビゲーション モードでは使用できません。この理由は、グローバル モードでは、目標点をグローブ中心から移動できないからです。グローバル モードで 3D 画面移動ツールを使用すると、ビューがサーフェス モードに自動的に切り替わります。

手順:
  1. ArcGlobe で、3D 画面移動 画面移動 ボタンをクリックします。
  2. ポインタの形が [画面移動] ツールに変化します。

  3. 3D ビューをクリックしてドラッグします。

    3D 画面移動ツールの手の形のアイコンが、ドラッグしている間、画面をつかむような形に変化します。

  4. 観測点と目標点の位置が、同じ 3D ベクタに沿ってそれぞれの新しい位置まで移動します。ArcGlobe では、観測点の標高は一定に保持されます。

  5. カメラを垂直方向に調節するには、Shift キーを押したままビューを上下にドラッグします。
  6. この方法で 3D 画面移動ツールを使用すると、観測点と目標点の標高が調節可能になります。
ヒントヒント:
  • 3D 画面移動ツールは、3D ナビゲート ツールのマウスの中央ボタンからも使用できます。マウスに中央ボタンがない場合は、マウスの左右ボタンを両方同時に押し下げます。
  • 目標点をサーフェスの上下に移動できるので、3D 画面移動ツールを使用した後には、目標点のリセットが便利なことがあります。[目標点を中央配置] ツール 目標点を中央配置 を使用するか、3D ビューを右クリックして [目標点と中央点の設定] をクリックします。
5/10/2014