クロス集計の操作

[クロス集計(Tabulate Area)] で問題が発生した場合、通常は何らかの根本的な原因があります。ここでは、考えられる原因とその対処方法を説明します。

エラー: 1 つ以上の入力に関連する属性テーブルがない

このエラーは入力ゾーンに必要な属性テーブルがない場合によくこのエラーが発生します。

エラー: メモリを割り当てられない

ArcGIS では、内部テーブルを使用してエリアの計算が実行されます。入力ゾーンの値の範囲が非常に大きい場合(数百万など)、それらのテーブルの処理に必要なメモリ容量が決められたシステム ページング ファイル サイズとほぼ同じになる(または超えてしまう)ことがあります。

構成されたメモリ容量が不十分な場合は、実行中の操作が中止され、「メモリを割り当てられません」というメッセージが表示されます。この問題が発生した場合、次の 2 つの一般的な解決方法があります。

出力面積が予想より小さい

出力テーブルの面積の値が予想より小さいことがあります。

この問題の一般的な原因は、より高解像度の入力に NoData セルがある場合、もう一方の粗い(低解像度の)入力に合わせて高解像度の入力がリサンプリングされ、このことによりNoData のエリアが大きくなるためです。

これを回避するには、より粗い入力ラスタに [リサンプル(Resample)] を実行して、低解像度の入力ラスタに解像度を合わせます。または、ラスタ解析環境の [セル サイズ][入力データの最小セルサイズ] に設定します。

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7/28/2014