高度なラベリングを使用した連続ラスタ データセットの描画
ストレッチ レンダリングを適用する場合、高度なラベリングを使用すれば、表示するデータをより適切に描画できます。高度なラベリング機能では、独自のラベルを設定したり、独自のカラー ランプを作成したりできます。独自のラベルを設定することで、カラー ランプ内での各値の位置を明確にできます。値を設定した後、既存のカラー ランプを選択するか、独自のカラー ランプを作成できます。
独自のラベルを設定するには 3 つの方法(間隔数、間隔サイズ、カスタム値)があります。間隔数を設定する場合、ラベルに挿入するクラス閾値の数を指定できます。間隔サイズを設定する場合、ラベル内で等間隔のクラス閾値を決定できます。カスタム間隔を設定する場合、カラー ランプにラベリングする値を指定できます。
間隔数または間隔サイズを選択した場合、[作成] ボタンをクリックすると、値が自動的に生成されます。ラベルはピクセル値と同じ数です。これをそのまま使用することもでき、変更することもできます。[値] フィールドを変更して、カスタム ラベルを設定することもできます。
![注意 注意](rsrc/note.png)
高度なラベリング オプションを使用できるのは、ストレッチ レンダリングの使用時にラベリング ボタンをクリックした場合だけです。間隔数(クラス閾値)は 2 ~ 24 で指定する必要があります。
ラベルを設定した後、使用するカラー ランプを選択します。ダイアログ ボックスの右側では、既存のカラー ランプをクリックして選択できます。独自のカラー ランプを作成する場合は、各シンボル(カラー パッチ)をクリックし、それを編集して各値のカラーを指定します。各シンボルを編集する際、2 つのカラー パッチの間の色が自動的に内挿されます。
- コンテンツ ウィンドウで、カラー ランプを使用して表示するラスタ レイヤを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [シンボル] タブをクリックします。
- [ストレッチ] をクリックします。
- ラスタ データセットが複数のバンドを持つ場合は、ストレッチしたいバンドを選択します。
- [ラベリング] ボタンをクリックして、[高度なラベリング] ダイアログ ボックスを開きます。
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[間隔数(>1)] または [間隔サイズ] のどちらかのラジオ ボタンを選択します。
- 間隔数(>1) - 指定した数の間隔閾値に基づいてカラー ランプにラベルを付ける場合は、このオプションを選択します。最小値は 2 です。この場合、3 つの値(最小値と他の 2 つのクラス閾値)がカラー ランプに表示されます。
- 間隔サイズ - 指定した等間隔の閾値に基づいてカラー ランプにラベルを付ける場合は、このオプションを選択します。
- 適切な数値またはサイズをテキスト ボックスに入力します。
- [作成] ボタンをクリックします。クラス閾値が自動的に計算されます。
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必要であれば、値とラベルを編集して、独自のクラス閾値を指定します。
値(最大値と最小値を除く)、ラベル名、およびカラー シンボルを編集できます。それぞれの閾値間では、すべての値と色が内挿されます。
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適切なカラー ランプを選択します。
- 既存のカラー ランプを選択するには、ウィンドウの右側で使用するカラー ランプをクリックします。[カラー ランプ選択] ダイアログ ボックスが開き、別のカラー ランプを選択できるようになります。
- カラー シンボル ボックスをダブルクリックして、カラー ランプで使用する色を選択します。新しい色がカラー ランプに反映されます。
必要に応じて、カラー ランプを右クリックして、グラフィック ビューとテキストを切り替えたり、プロパティを開いてカラー ランプを作成または削除したり、カラー ランプを保存したりすることができます。
- [OK] をクリックして [高度なラベリング] ダイアログ ボックスを閉じます。
- [OK] をクリックして、シンボルをラスタ レイヤに適用します。