モザイク データセットの移動またはコピー

モザイク データセットを移動するための最も簡単な方法は、コピーを作成することです。正しくコピーされたことを確認したら、元のモザイク データセットは削除してかまいません。

モザイク データセットのコピーを作成する方法はいくつかあります。

これらの方法を使用すると、フットプリントや境界など、モザイク データセット内のすべての内容が新しい場所にコピーされます。デフォルトでは、オーバービューとキャッシュ(LIDAR データで使用)はモザイク データセットのジオデータベースの外部に作成されます。そのため、これらはモザイク データセットと一緒にはコピーされません。

ArcSDE ジオデータベース内に格納されているモザイク データセットをコピーする場合で、オーバービューがデフォルトの場所(ArcSDE ジオデータベース内)に格納されていた場合、オーバービューはモザイク データセットと共に移動されます。

ヒントヒント:

ArcGIS バージョン 10 で作成されたモザイク データセットは、現在のファイル ジオデータベースに移動する必要があります。現在のジオデータベースは行外格納を使用して、データベースのサイズが増大するのを抑制します。手順としては、10.0 のモザイク データセットをコピーして、新しいファイル ジオデータベースに貼り付けます。

注意注意:

[ラスタのコピー(Copy Raster)] ツールを使用してモザイク データセットをコピーしないでください。このツールを使用すると、モザイク内の各レイヤすべてが結果的に 1 つのラスタ レイヤ出力にフラットにまとめられます。

モザイク データセットのパスの更新

モザイク データセットには、ソース データ、オーバービュー、キャッシュへの参照が含まれているため、これらのパスはコピー操作では変更されません。

モザイク データセットを別のコンピュータに移動またはコピーするときに、ソース ラスタへのパスが変更されている場合、パスを更新する必要が生じます。モザイク データセットを同じコンピュータ内で移動またはコピーする場合、パスに変更は生じないため影響はありません。

オーバービューがジオデータベース フォルダと同じディレクトリのデフォルトの位置に作成され、同じデフォルトの場所に移動されている場合、そのパスを更新する必要はありません。オーバービューが引き続き同じ場所にあり、これがモザイク データセットで表示される場合、そのパスを更新する必要はありません。モザイク データセットがオーバービューにアクセスできない場合や、オーバービューが移動された場合、オーバービューへのパスを更新する必要があります。

モザイク データセット内に LIDAR データがある場合、キャッシュが作成されている可能性があります。キャッシュは、想定される場所に存在しない場合や、最新ではない場合、再作成されます。キャッシュを移動して引き続きこれを使用する場合は、モザイク データセット内でパスを更新する必要があります。

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5/10/2014