低解像度データセット ファイル

低解像度データセット(*.rrd)ファイルは、ラスタ データセットのピラミッド レイヤを保存する方式の 1 つです。*.rrd ファイルは次の 2 つの状況で作成されます。

RRD ファイルの要件

ラスタ データセットの *.rrd ファイルを構築するには、データセットがあるディレクトリに対して書き込み権限を持っている必要があります。ピラミッドの構築を選択すると、ソース データセットと同じディレクトリに *.rrd ファイルが作成されます。このラスタ データセットを次に追加する際に、これらのピラミッドが使用されます。通常、ピラミッドへのポインタは補助(*.aux)ファイルに格納されますが、ERDAS IMAGINE ファイルの場合は例外的にイメージ ファイルに格納されます。その場合は、ラスタ データセットとデータセットのあるディレクトリに対して書き込み権限を持っている必要があります。

RRD ファイルのサイズ

圧縮されていないラスタの場合、*.rrd ファイルの最小サイズは元のラスタ データセットのサイズの約 8% になります。ただし、元のラスタ ファイルで使用されている圧縮技術によっては、作成された *.rrd ファイルのサイズが元のファイルより大きくなる(33%)ことがあります。*.rrd ファイルのサイズが 2GB を超える場合は、補足ファイルとして低解像度データセット外部(*.rde)ラスタ データ ファイルが作成されます。

次に、すべてのピラミッド レベルを使用することで、ラスタ データセットの格納サイズが増加する例を示します。レベル 0 は元のラスタ データセットです。

ピラミッド レベル

レベル 0 の増加率

ディスク上の合計サイズ

0

なし

1 GB

1

25.0%

1.25 GB

2

6.25%

1.313 GB

3

1.56%

1.328 GB

4

0.4%

1.332 GB

5

0.1%

1.333 GB

6

0.024%

1.3332 GB

7

0.006%

1.3333 GB

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5/10/2014