ST_Raster 列のラスタ値に対するピラミッドの構築
ST_Raster 列に格納されているラスタ値に対してピラミッドを構築するには、buildPyramid 関数で値を更新します。
buildPyramid 関数は指定した ST_Raster 値に対して低解像度ピラミッドを構築します。低解像度ピラミッドは、アプリケーションでラスタを含むマップを拡大縮小するときに、一貫したパフォーマンスでピクセル データを返すのに必要です。
手順:
- SQL の UPDATE ステートメントで ST_Raster の buildPyramid 関数を使用して、テーブルの特定のレコードの ST_Raster 値に対してピラミッドを作成します。
以下の例では、サポート対象のデータベース管理システムそれぞれについて、urban_area テーブルの all_cities という名前のレコードすべてのラスタに対して共一次ピラミッドを構築します。
Oracle
UPDATE URBAN_AREA t SET raster = t.raster.buildPyramid('bilinear') WHERE NAME = 'ALL_CITIES';
PostgreSQL
UPDATE urban_area SET raster = buildPyramid(raster,'bilinear') WHERE name = 'all_cities';
SQL Server
UPDATE urban_area SET raster = raster.buildPyramid('bilinear') WHERE name = 'all_cities';
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5/25/2014